ビジネスマンにとっては飛行機の旅なんて慣れ親しんだ移動方法でしかありませんが、普段飛行機に乗らない方には苦痛の時間となることも少なくありません。普段と違う環境で快適に過ごすにはそれなりの準備が必要です。
今回は飛行機初心者が快適に過ごすコツをご紹介しましょう。
快適に過ごす5つのコツ
席の位置が重要
飛行機の旅で最も気を付けておくべきなのは「座席の位置」です。慣れていない方は軽視しがちで安易に窓側を選択しますが、それは大きな間違いです。
窓側のデメリットはトイレに行きにくいことです。隣に座る人に声をかけることになるので、トイレが近い人は窓側に座ると申し訳なさでいっぱいになります。慣れない飛行機で手持ち無沙汰になり、水分を多く取ってしまいそうな人も注意しましょう。
逆に他人に邪魔されたくない方は窓側のほうがオススメとなります。
乾燥対策をしておく
飛行機内は非常に乾燥します。喉も唇も目も乾くのでなんらかの対策は必須。特にコンタクトをしている方や喉が弱い方は要注意です。
喉についてはマスクが有効です。マスクをするだけでかなり楽になるので、寝るときも付けることをオススメします。
唇については男性はあまり気にしないかもしれませんが、女性ならマスクの他にリップクリームを用意しておくと良いでしょう。
目についてはコンタクトを使っている人はメガネで搭乗するべきです。長時間乗る場合は特に。目的地に着く直前にコンタクトに変えるのがオススメです。
用意しておきたいアイテム
長時間飛行機に乗る場合には、どこまで環境を整えるかが重要です。もちろん周りに迷惑をかけるわけにはいかないので、できることは限られていますが。
個人的なオススメはスリッパと歯ブラシですね。このあたりなら持ち運びも楽ですし、周りに迷惑をかけることもありません。アイマスクや耳栓を持っていくのもアリですが、こういったものは慣れてないと逆効果になることもあるので注意しましょう。アイマスクが邪魔で寝られないという人も多いですからね。
寝る姿勢について考えておく
長時間のフライトで一番の問題は「どう寝るか」です。慣れているサラリーマンなんかは当たり前のように寝ていますが、慣れていないといつまで経っても寝られません。
寝られないことのないように考えておくべきなのは寝る姿勢です。座ったまま寝ることに変わりはありませんが、足を浮かせるグッズやネックピローを使うと良く眠れるという人もいます。一度会社や自宅などで座りながら眠るための姿勢を確認してみると良いでしょう。
慣れないことはしない
飛行機内を快適に過ごす方法・グッズなどは色々なものがありますが、共通して言えるのは「慣れないことはしない」です。
飛行機の環境自体に慣れていない方が普段使わない耳栓やアイマスクを使ったところで寝られるわけがありません。これは機内で飲むアルコールも同じです。普段と違う環境でアルコールを飲むと酔いやすい上に、気圧の高い機内ではアルコールの作用が強く出ます。普段から飛行機で飲んでいないのであれば飲むべきではありません。飲んだら最後、トイレの回数が増えて睡眠も浅くなり最悪なフライトとなること請け合いです。
快適に過ごせるかどうかは自分次第
機内で快適に過ごせるかは自分の環境適応力次第とも言えます。席の位置やグッズである程度改善はできますが、最終的には自分がストレスと感じるかどうかです。
そして繰り返しになりますが、慣れないことはしてはいけません。これが一番重要です。使い慣れないグッズを使ったところで、違和感を覚えるだけに終わる可能性は高いです。
案外乗ってみたらなんてことなかった、という人も多いのであまり気にしないほうがいいかもしれません。空の旅を楽しむ心も必要です。