「はい!」と勢いのいい返事だったものの、実はよくわかっていなかったりしませんか?たしかに返事は重要かもしれませんが、理解していないのに返事をされても指示する側が困ります。そして仕事のできない人に限って同じような口癖があります。
世の中には仕事のできる人・できない人の両方がいますが、あなたはどちらでしょうか。
「だと思います」「たぶん~」
「できる」か「できないか」を聞いているのにどこか保身に走るような返事。「たぶん大丈夫です」「大丈夫だと思います」といった返事は仕事のできない人が使う常套句です。
もちろん使っても問題のない場合もありますが、仕事ができる人ならしっかりと言い切ります。もし不安要素があるのなら、不安要素を解消する方法や時間を延長するなど対処方法を添えてください。
まずYESかNOで言い切って、NOなら「NOの理由」と「どういう条件ならYESになるのか」そのあたりまで考えてから返答しましょう。
はい!わかりました!
とても気持ちのいい返事ですね。でも本当に理解できていますか?もしかして理解していないのに返事だけしてませんか?
曖昧な返事は相手を不安にさせますが、理解していないのに返事をされても後々面倒です。後でフォローするくらいなら理解するまで説明を繰り返したほうがマシでしょう。
もちろん繰り返し同じことを聞かれるのは面倒ですが、理解していないまま進められて取り返しのつかないことになるほうが遙かにダメージが大きいです。
返事をする場合には、自分なりにかみ砕いた概要とともに「~ということでよろしいでしょうか?」と確認するといいでしょう。これだけで自分が正しく理解しているのかを判断できます。
でも…
なにかにつけて「でも…」と言い訳を繋げる。「でも」は仕事のできない人に大人気ですね。もちろん正当な言い分や意見を繋げるなら使っても構いません。しかし仕事のできない人の大半は「でも」のあとにどうしようもない言い訳が続きます。
「でも」のあとにどういう言葉を続けるのか、それはただの言い訳ではないのかをよく考えみてください。言い訳に聞こえるかどうかの判断が難しいのなら、一旦受け入れてから別のタイミングで改めて話すといいでしょう。
疲れた、辞めたい
ネガティブな発言にメリットはありません。「疲れた」と呟いたところで疲れはとれませんし、「辞めたい」と言うのであれば早々に辞めてしまいましょう。
こういったネガティブ系口癖の本質は「疲れたから多めに見てね」とか「辞めたいけど仕方なくやってあげてるんだ」という保険のようなものです。言われる周りとしては正直どうでもいいですし、聞こえるだけでモチベーションが下がるのでいい迷惑です。
思うところがあるのなら伝えるべきところに伝えるか、胸の内に秘めておいてください。
忙しい
「忙しい」と言う人に限ってたいして忙しくなかったり、単純に効率が悪くて忙しいだけだったりします。忙しいという口癖の本質も「忙しいから仕事を頼まないでね」といった保険や、「忙しい=仕事している」という見当違いな認識です。
仕事ができる人はイレギュラーに対応するためにある程度余裕を持っておくものです。つまり本当に忙しい状況というのは滅多にありません。
もちろん忙しくならざるを得ない環境の場合もありますが、それなら忙しくならないように改善するべきです。そして周囲の人すべてが忙しいなら環境に問題がありますが、もし自分だけ忙しいのであれば自分に原因があることに気づきましょう。
考え方1つで効率は上がる
仕事のできない人は考え方が原因となっていることが多いです。本人は気づいていないのかもしれませんが、それが口癖として度々現れます。
今回紹介した口癖が当てはまる人すべてが仕事ができないわけではありませんが、もし心当たりがあるならなるべく使わないようにしましょう。できればなぜ口癖になっているのかを考えて、根本から改善できるのがベストですね。