食後の眠気の原因
食後に眠くなる原因は大きく分けて2つ考えられます。 1つはホルモンの関係ですが、これは脳内ホルモンや満腹中枢が関係しているので、残念ながら避けようがありません。
2つ目は膵臓の疲れです。こちらは日頃の食生活や腹八分目を心がけることで改善できるので、意識改革する事が大切になるでしょう 。
食べ過ぎない事
基本中の基本ですね。 仕事をすればお腹が減るのは当たり前です。お昼はガッツリ食べたい!という気持ちもわかりますが、いつも満腹になって眠くなるパターンを繰り返していませんか? 腹八分目では午後からのパワーが出ない」という方は、量の代わりに質で勝負しましょう。
栄養価の高い鶏肉や鰻を食べたり、納豆やオクラ、とろろといったネバネバ系もエネルギーとなります。腹持ちの良い炭水化物も良いですね。中でもパスタはエネルギーに変わりやすいのでおすすめですよ。
食事中のお水は眠気を誘う!?
飲食店ならどこに行ってもお水が出てくるのが当たり前ですし、当然のように飲みますよね。しかし食事中の水が眠気の原因になるという説もあります。
「食事中の悪習慣」と表現される「水」は食べ物の消化を妨げ、それが眠気の原因となるので、本来ならば食後3時間は水を飲まない方が良いそうです。とは言え、飲食店で最初に出されるコップ1杯程度なら問題ないようなので安心して下さい。
カフェインを効果的に摂る
眠気を覚ますためにコーヒーを飲むなどカフェインの効能を利用するのも良いですね。しかしどうせ利用するなら一番効果的な方法で利用したいモノです。カフェインは体内に入ってから15分~30分後に効き目が表れます。
1時間のランチタイムのうち最初の30分で食事を済ませて、食後にコーヒーや紅茶でカフェインを摂り、15分~20分仮眠するとスッキリして午後からも眠気知らずで仕事がはかどります。昼休みも有効に使うのがデキるサラリーマンと言えるでしょう。
意識的に眠気を覚ます行為を取り入れる
食後の眠気が習慣になっている場合は、意識的にそれを阻止するために何らかの対策をする必要があります。 ランチでは腹八分目を心がけたり、少し離れた所に食べに行って帰り道に運動できると眠気も撃退できますね。
また緊張感を与えるのも眠気対策になります、例えば午後一番にその日の仕事で1番大切な仕事を入れたり、大切なクライアントとの約束を入れたりするのも良いですし、外回りに出掛けるのも良いでしょう。 午後からの眠気を考慮に入れてスケジュールを組む事も仕事の一環と捉えて下さいね。
自分なり眠気対策でスッキリさせる
ご紹介したような方法を試しても午後の眠気の誘惑に負けてしまうという方は、世の中の人々がどんな眠気対策をしているのかを参考にして、ぜひ自分に一番合った眠気対策を見つけて下さい。
原点に返ってミントやわさびに頼るのも意外に効果テキメンかもしれませんね。どうしても眠いとき、どうしてる? 中には少し無謀なモノもありますが…それで眠気が冷めるというなら試してみる価値はあるでしょう。
眠気から考えられる病気
十分に睡眠はとっているのにどうしても昼間に眠くなってしまう…という方は、もしかしたら睡眠障害かもしれません。
睡眠障害には不眠症や過眠症、ナルコレプシーといった様々な症状が見られますが、食後に限らず睡魔に襲われる方は一度受診した方が良いかもしれませんね。 また食後すぐに猛烈な眠気に襲われる場合は、インシュリンの分泌量が乱れる事で起こる「低血糖症」や「高血糖症」である可能性も考えられます。
さらにうつ病など心の病気である事も考えられるので、ただ単に「食後は眠いに決まってる」という事で片付けてしまうのは要注意でしょう。
対策次第で食後の眠気を感じない
快適な毎日を 私達の眠気は体内時計に管理されています。その体内時計を管理しているのは私達自身です。食後の眠気は生理現象なのでどうしようもないという考え方の人は仮眠する事で解消し、時間に余裕のある方は食事の摂り方を工夫して解消し、気合いで何とかするタイプの方は刺激物を食べて解消するなど、自分に合った方法で対策するのが一番です。
1日を通して良い仕事をする為にも、眠気対策は大切なポイントになるので、是非あなたにピッタリの眠気対策を見つけて下さいね。