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滑舌や発声を良くしたい!声優・アナウンサーがやっている5つのトレーニング

滑舌や発声を良くしたい!声優・アナウンサーがやっている5つのトレーニング
滑舌が悪い事で損をした経験ありませんか? 特に営業で商品を説明する時やプレゼンの時などは、滑舌が悪いとわかりづらくなってしまうというデメリットもあります。 せっかくのチャンスをそれで逃してしまってはもったいないですよね。 今回は声優やアナウンサーも実践しているトレーニングをいくつかご紹介しますので、滑舌でお悩みの方は是非試してみてください。

滑舌や発声が悪くなる原因

滑舌や発声が悪くていつも人から「聴き取りにくい」と言われてしまう人には、それなりの原因があります。 まずは話し方そのものが早口のために、言葉を噛んでしまったり省略してしまうため聞き取りにくくなってしまったり、声の抑揚がないためにこもりがちな声になってしまったりボソボソと暗い話し方になってしまいます。

また呼吸の仕方、姿勢、顔の筋肉が弱いなども影響してくるようですね。 さらに滑舌には心理的な問題も関係してくるようで、常に不安感が強くて言葉が上手く出てこないという人や人前だと緊張してしまうという悩みを抱えている人は多いです。

このような原因を改善すれば正しい発声方法も身につき、声優やアナウンサーのようなハッキリとしたわかりやすい話し方ができるようになるでしょう。

話し方を改善する発声法

話し方を改善する一番のポイントは、声をハッキリと出す事ですが、このために大切なのは、口を大きく開けることと舌を動かす事です。 発生や滑舌が善い人は、発する音に合った口の開け方ができていて、さらに舌の動きで音の調整をしています。

この2つをうまく出来るようにするために、最もこの動きが必要とされる「ば」「た」「か」の3文字を発生するトレーニングを行いましょう。 「ば」は唇の動きを、「た」は舌を前に出す動きを、「か」は舌を後ろに引っ込める動きを促します。この3音を発生する事で唇と舌の動きを鍛える事ができて、ハッキリとした発声が身につきますよ。

「ば」を唇がハッキリと動いているか確認しながら5回発声する。

「た」を舌が前に出て口の中から見えているか確認しながら5回発声する。

「か」を舌が後ろに引っ込んだままハッキリと発声できるかどうか確認しながら5回発声する。

バランスの良い呼吸法をマスターする

滑舌を悪くするには呼吸が原因である場合もあり、特に息の吐き方が悪いと、声を出すために必要な「声帯」がうまく機能しない場合があります。 声帯は喉にあるヒダで、これを震わせる事で声が出る仕組みになっているのですが、うまく機能しなければ声が小さくなり滑舌も悪くなってしまうんですね。 滑舌を改善するための呼吸としては「息を吸う:息を吐く」バランスを「2:1」にする事がポイントとなります。

その為のトレーニングとして歩きながら行う呼吸法をご紹介します。 ・部屋の中を歩きながら、4歩で息を吐き切ります。 ・次の2歩で息を吸います。 ・ゆっくりと歩きながら3回繰り返すトレーニングを、気が付いた時に行うようにしましょう。

リラックス法を身に付けて不安感をなくす

普段友達と話す時は普通なのに、初対面の人や上司と話す時やプレゼンとなると緊張してしまい滑舌が悪くなるという方もいます。 これは慣れない場面や緊張感、不安感といった心理的要因が関係していると言えるでしょう。 つまり「失敗したらどうしよう…」「噛んでしまって笑われたら嫌だな…」という話す事に対する恐怖や不安があり、それが良い滑舌や発声にブレーキをかけてしまうんですね。

身に覚えがあるという方は、是非自分なりのリラックス法を身に付けて普段から心の平穏さを保つトレーニングをするのがおすすめです。 例えばアロマ効果を活用したり、ヨガや瞑想などを取り入れたりしても良いでしょう。 リラックス法を身に付けておけば、不安や緊張を軽減させると共にストレスにも強くなりますよ。

基本は腹式呼吸

話し方・呼吸法・リラックスという3つのポイント全てに効果的なのが「腹式呼吸」です。 腹式呼吸によって声量が一定に保たれるので、発音の悪さや声のブレによる音の揺れといった滑舌が改善されますし、胸式呼吸よりも声量が多くなり聴き取りやすい声になります。

さらに深呼吸と同じくリラックス効果もあるので、まさに最高のトレーニングですね。 ちなみに腹筋を鍛えてメリハリのあるボディーを作るのにも役立ちますよ。 声優やアナウンサーなど声を使う職業の人がまず行うのがこの腹式呼吸のトレーニングです。簡単なようですが、最初のうちは腹式呼吸を持続するのはかなり大変なので、毎日少しずつトレーニングをしていく必要があるでしょう。

努力次第で滑舌は良くなる

滑舌が悪いからと言って人と話すのが嫌になってしまったり消極的になってしまう気持ちも理解できますが、治したいという気持ちがあるなら努力次第で必ず克服できます。

今回ご紹介したトレーニングは、自宅で手軽にできるものばかりなので、続けていけば周りの人から「どうやって治したの?!」とビックリされるかもしれませんね。 是非参考にしてみてください。