女性同士の楽しい旅行、思いを寄せている人とお泊りをすることになった時、万が一の入院をして病院で相部屋になった時・・・いびきをかいていたら大変!
どんな時に女性はいびきをかくのか、またその解消方法は?
太っている人は痩せること
太ってしまうと、首のまわりや上気道にも脂肪がつき、気道が狭くなってしまいます。そのため、呼吸をした時の空気抵抗が大きくなり、いびきをかきやすくなります。
また、太ることによって舌も厚くなり、その舌が寝た時に更に気道を塞ぐことになり、いびきにつながります。
食事療法や運動療法で、脂肪を減らし痩せることによりいびきを防ぎましょう。
あごの小さい人
特に女性に多いかもしれません。
あごが小さかったり、噛み合わせが悪い人は舌を支えるスペースも小さいので、仰向けに寝ると舌がのどの奥に沈みこみやすくなります。これが、気道を狭したり、塞いでしまう原因になり、いびきを引き起こします。
鼻の疾患がある人
慢性副鼻腔炎や鼻筋が曲がっている鼻中隔攣曲症の人は、鼻呼吸がきちんとできずに、口呼吸となります。口呼吸になると、口を開けて寝るために口を開けている時よりも気道がせまくなり、いびきをかきやすくなります。外見で鼻が曲がっている人が必ずしも鼻中隔攣曲症というわけではありませんので、病院で確認をしてもらいましょう。
いびきをしている人のほとんどは口を開けているというほど、いびきと口呼吸は関係の深いものです。
飲酒した時
アルコールを飲むと、全身の筋肉がゆるむため、上気道の筋肉もゆるみます。そうすると上気道も狭くなり、いびきをかきやすくなります。
疲れている時
ストレスがたまり、身体が疲れていると無意識のうちに多くの酸素を体内に取り込もうとして口で大きく呼吸をすることがあります。そのためいびきをかくこともあります。
多くの酸素を体内に取り込もうとするとき、普段鼻呼吸の人も口呼吸をすることがあるため、要注意です。
寝具が変わった
枕やベッドマットを最近変えませんでしたか?
寝る姿勢によっていびきをかくこともあります。
あごを引いた状態になって睡眠をとっている場合は、首が圧迫されて気道がふさがれてしまいいびきをかきやすくなります。
また、枕が高すぎたり、ベッドのマットの相性が悪いと、寝る時の姿勢に難をきたし、いびきを引き起こしやすくなります。
今は、寝具の専門店もあるくらいです。思い当たる人は、足を運んでみるのも良いかもしれません。
いびき解消のための便利グッズ
今はいろんなグッズがあります。
どれもドラッグストアで市販されているものですので、気になる人は試してみるのもひとつの方法です。
鼻腔拡張テープ
鼻腔が狭くなっている人のために、拡張をするテープです。
貼るのに少しコツが必要ですが、上手に貼れた時はかなりの確率でいびきを防ぐことができます。
口に貼るタイプのテープ
口にテープを貼り、意識的に口呼吸を防ぐものです。
とはいえ、鼻が詰まっている時は睡眠時にむりやりテープを取ってしまう人もいるようですので、鼻呼吸ができる状態の時に貼って、鼻呼吸を習慣づけるようにするという使用方法が良いかもしれません。
マウスピース
こちらもマウスピースを装着することによって、口呼吸を防ぐというものです。
装着方法にコツがありますので、少し時間がかかるかもしれません。市販のものはサイズがあわないという方もいるかもしれませんが、サイズがあう場合は良いグッズとなるようです。
でも根本的に治すには
でも、根本的にいびきを治すには、「太っている人は痩せる」、「鼻疾患がある人は耳鼻科に行く」、「ストレスや疲れをためないようにする」など、原因を取り除くことが大切です。
いずれにしても、たかがいびきと思っていて放置していたら睡眠時無呼吸症候群を引き起こしてしまいますので、早目に治すようにしましょう。