親自身がとる行動
社会的な規範が守れていない
例えば挨拶ができない、人の目を見て話すことができないなど、一般的なコミュニケーションが取れない行動はNGです。何故なら子どもは親を見て育つからです。
人の悪口を言う、一般的なマナーを守れないなども同様です。
怠惰な生活をしている
1日のサイクルや生活がしっかりしていないと、睡眠時間や食生活が乱れ、子どもの身体に及ぼす影響も大きいです。親たちが長生きすることも大切ですが、子どもたちが長生きできる身体を作ってあげることも大切です。
経済的にしっかりしていない
子どもに良い教育を受けさせたい、たまにはおいしいものを食べさせてあげたい、好きなところに連れて行ってあげたい、習い事をさせたい、という場合必要になるのはお金です。
世の中、お金が全てではありませんし、お金をかければ良いというわけではありませんが、貧困である場合、子どもは幸せにはなれないでしょう。
また、自分たちに何かあった時に子どもが生活していけるよう、生命保険や生活保障を考えてあげることも大切なことです。
親が子どもに対してとる行動
完璧主義を子どもに求める
完璧主義でありすぎるために、子どもにもそれを求めようとする親がいます。
勉強やスポーツ・就職など、人生において大切なシーンでそれを求めようとし、親の求めるものでなかった場合、それにこたえることができなかった子どもは絶望し、委縮してしまうことでしょう。
親が完璧主義であることは今更変えられることではありませんし、親自身がそれに満足しているのであればそれはそれで良いでしょう。ただし、親と子は血がつながっていても別の人間です。子どもには強制しないようにしましょう。
自分の価値観・考え方を押しつける
子どもが進路や就職先を決める時に「自分の苦労を子どもに味あわせたくない」という理由で、自分の価値観や考えを強くすすめる親がいます。
例えば、反社会的な方向に進んでいる、など明らかに間違えている場合は、親の強い意見が必要とされますが、子どもが信念を持ってしようとしていることであれば、親の意見を押しつけ過ぎず、意見が違う場合は、子どもが何故そのように考えているのかを聞いてあげるようにしましょう。
その上で的確なアドバイスをしてあげるのが、親としての正しい行動ではないでしょうか。
言動・行動に筋が通っていない
「昨日言ったことと、今日言ったことが違う。」、「前回は何も言われなかったのに、今回は怒られた。」などと毎回違うことを言われたり、筋の通っていない行動をされると、子どもは迷ってしまい、信じるべきはずの親を信じられなくなってしまいます。
また、何が正しいことなのかがわからないので、自分自身も混乱をしてしまいます。
このような行動はひかえましょう。
過保護・過干渉しすぎること
子どものことはどうしても気になってしまうので、親としても心配で一から十まで子どものお世話をしたいと思う人もいるでしょう。でも、子どもを知っておくことと、過保護・甘やかしは違うことです。
また、いじめや悩みのサインに気付くために、子どもの行動を知っておくということは大切なことですが、知っておきたいために何でも過干渉するというのは違います。過干渉というのは子どもへの愛情ではなく、自分の意のままに操りたいというモラルハラスメントや虐待の一種です。
親はそのことに気付かないといけません。
親は見守り、子どもが困った時には手をさしのべてあげ、子どもの自立を促すようにしましょう。
いくつかのNG行動を挙げてみました。
「自分は子どもが一番大切。そんな子どもを不幸にするはずが無い!」と思う人がほとんどだと思いますが、「ではどんなことがNG行動?」と聞かれて振り返った場合、いくつかは自分がしてしまったこともあるのではないでしょうか?
いま一度、自分を振り返ってみて、もし思い当たることがあったら、子どもの幸せのために今からでも改善をしていくようにこころがけましょう。