利用中のプリンタがAirPrint未対応の場合、iPhoneやiPadから直接、ファイルや写真などを印刷することはできません。そんなとき「Printer Pro」を使えば、ネットワーク上のMacやWindowsを中継して、iPhoneから直接、ファイルを印刷できるようになります。
前提条件
- Windowsもしくは、Macにプリンタが接続(USB、LAN問わず)されていること
- iPhone、Windowsもしくは、Macが同一ネットワーク上にあること
Printer Proで出来ること
- iPhone/iPadから直接、プリントできる
- メール添付ファイル、iWork 文書、ウェブページ、写真、PowerPoint、Excel、Word、Dropbox や Google Drive などに保存された文書などをプリントできる
- 用紙サイズや印刷部数などを指定してプリントできる
- ウェブページの印刷は http を phttpに変更するだけでプリントできる
Printer Proの設定
アプリを起動すると、下図のような画面が表示されますので、「+プリンタを追加」をタップします。

すると、ネットワーク上にあるプリンタが表示されますので、プリンタを選択して、「次へ」をタップします。

すると、Printer Proが自動で設定を行いますので、しばらく待ちましょう。下図のような画面が表示されたら、「テストページを印刷」をタップします。

AirPrint未対応のプリンタの場合、テストページが印刷されませんので、「なにも印刷されない」をタップします。

デスクトップアプリのインストールを要求されますので、以下のサイトにアクセスして、Printer Pro Desktop をダウンロード後、インストールします。
インストールが完了したら、iPhoneの画面に戻り「インストール済み」をタップします。

Printer Pro Desktop がインストールされたコンピュータ名が表示されますので、選択して「次へ」をタップします。

2度目のプリンタテストを行いますので、「テストページを印刷」をタップします。

下図のようなテストページが印刷されれば、Printer Pro の設定は完了です。
Printer Proの使い方
使い方は簡単で、ウェブページを印刷したい場合、「共有ボタン」をタップします。

続けて、「Printer Pro へ送信」をタップします。この項目が表示されてない場合、「その他」を選択し、表示をオンにします。

プリンタの選択画面に利用可能なプリンタ(コンピュータ名)が表示されますので、「印刷」をタップします。

あとは、印刷されるのを待つだけです。

変換中の画面が表示されたのち、「文書の印刷が完了しました!」と表示されると、すぐにプリントされます。

写真やDropboxなどのファイルを印刷する場合も手順は基本的に一緒です。「共有ボタン」を開き、「Printer Pro へ送信」をタップします。
写真の場合
Dropboxの場合

「Printer Pro」を使えば、AirPrintの対応に関わらず、iPhone上からファイルを直接、プリンタで印刷できるようになります。AirPrint対応プリンタを買うのと比べたらだいぶ安価に導入できるので、興味がある人はぜひ、利用してみると良いかと思います。
購入に心配がある人は、Lite版で接続や動作を確認してから導入しましょう。