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スマホやタブレットが子どもに与える4つの悪影響

スマホやタブレットが子どもに与える4つの悪影響
赤ちゃんや小さい子どもに動画を見せたらすぐに泣きやんだり、ご機嫌になったり、もう少し大きくなるとゲームを楽しんだり。スマホやタブレットは、親にとっては子どものご機嫌をとる救世主、子どもにとってはとても楽しい娯楽道具ですが、実は悪影響もたくさんあるんです。そこで今回は意外と知られていない悪影響を紹介します。

1. 頭痛を引き起こす

スマホやタブレットの使用は、頭痛を引き起こします。頭痛になる原因は大きく3つに分かれます。

電磁波

タブレットはスマホは電磁波の中でも波の多い高周波を発しています。この高周波電磁波を浴びることにより頭痛やめまい、吐き気などを発症する「電磁波過敏症」という症状が近年増えてきています。 実際に高周波電磁波が直接な要因なのか、それとも精神的なものが要因なのかはまだはっきりとはしていませんが、子どもは、頭の骨や皮膚が大人に比べて薄いため、高周波電磁波に対して悪い影響を受けやすいのではないかと言われています。

ブルーライト

スマホから発するブルーライトの量が多いために、頭痛の原因になっているという説もとなえられています。ブルーライトは散乱しやすい光のため、目のピントを合わせるのに大きな負担がかかり、頭痛を引き起こす原因となります。 偏頭痛の時にタブレットやスマホを使用しないほうが良いというのはブルーライトが原因だからです。就寝時にベッドで使用するため、ブルーライトの影響を多く受け頭痛を訴える子どもも多いようです。また、視力低下にもつながってしまうので要注意です。

姿勢

タブレットやスマホを長時間使用すると、ずっとうつむいている状態が長くなり、本来カーブしているはずの首の骨のカーブが失われてしまいます。そうなると、首や背中の筋肉に多くの負担がかかり、頭痛や肩こりの症状が出てきます。

2. コミュニケーション能力・情緒の欠如

コミュニケーションの基本は、表情や声を見て感じて、相手が何を考えているかを読み取るということです。相手の表情がわからないメールやネット上でのやりとりではコミュニケーション能力の発達にはつながりません。また、親がタブレットやスマホに依存している場合、子どもと直接触れ合うことが少なくなり、結果コミュニケーションの時間が減り、子どもの発達に悪影響を及ぼしてしまいます。

3. ながら事故につながる

近年増加しているのが、「ながら事故」。駅のホームや踏切りで、タブレットやスマホを使いながら夢中になり、悲しい事故につながってしまうことも少なくないようです。また、自転車で通学している子どもが片手運転をしながらスマホで話している姿も良く見かけるので、保護者たちは注意が必要です。

4. 個人情報の流出やそれによるいじめ

身体に及ぼす悪影響以外にも、個人情報の流出やそれによるいじめにも注意しないといけません。最近では保護者も把握できないくらいのSNSがたくさんあります。氏名・年齢・住所などの個人情報によって、個人が特定されてしまい、嫌がらせを受けるということもあります。
便利なようなタブレットやスマホも、調べてみると子どもにとっての悪影響がたくさんあります。もちろん、悪いことばかりではないので、子どもに使わせる場合には「時間を決めて使用する」「必要なこと以外には使わないようにする」など、ルールを決めるのが良いでしょう。