第一印象で判断される事
人が誰かと出会った時にその人を判断する基準になるのは「外見」「態度」「会話」の順ではないでしょうか？ 人は見かけで判断できないという意見もありますが、第一印象で人となりを判断してしまうのは人間の本能なので仕方がありません。 友人関係や恋愛の場合は、多少第一印象が悪くても関わりを持つ中で見た目とは印象が違う事に気が付いて非常に仲が良くなる事もあります。
しかし仕事となれば一発勝負のチャンスの場合もあるので、第一印象が悪い事が致命傷になりかねません。 そうならない為にも第一印象が良くなるポイントを押さえておきましょう。
外見は何と言っても清潔感重視
「どんな人がタイプですか？」という」質問には必ず「清潔感のある人」という答えが付き物です。しかしこれは恋愛対象としてだけではなく、全ての場合に言える事でしょう。 では清潔感がない人とは一体どのような人でしょうか？ビジネスマンで言えば、靴が汚れている人、肩にフケがついている人、寝ぐせが付いている人、シャツやスーツがヨレヨレの人…など見た目がパリッとしていない人が挙げられます。 一番気を付けたいのは「匂い」ですね。
特に夏場は汗臭くなるので、制汗スプレーやコロンなどを持ち歩いたり、着替えのシャツを持って行ったりする配慮が必要になります。自分の臭いは自分ではわからない場合が多いので、とりあえず汗をかいたら何かしらの対処をした方が良いでしょう。
潜在意識が態度に表れる
男性同士と言うのは厄介なモノで、いくつになっても無意識に自分と相手を比べてしまう傾向があります。 自分よりも劣っていると感じた相手には潜在的に傲慢さや驕りが出てしまうんですね。それを敏感に感じ取った相手にとっては、第一印象が良い訳がありません。
このようになるのを回避するには、自然に相手に好感をもたれるような態度を身に付ける事です。鏡の前で自分が相手にどう見えているかを研究して、違和感を感じるような所があればそれを改善する必要があります。 また自分がそう感じた相手の態度も覚えておくと役立つでしょう。
まずは聞き役に徹する事
仕事上の出会いとは言え、本題に入る前に少しは仕事以外の会話もする機会がありますが、そこが会話で第一印象を決めるポイントになります。 丁寧な言葉使いは基本中の基本なので省きます。相手の年齢や性別に関係なくコレができないとなれば第一印象の前に社会人としての常識を身に付ける方が先でしょう。
信頼をおける人物だと思ってもらう為には、まずは聞き役に徹して相手に「自分の事を理解してくれている」と感じてもらう事です。これで第一印象をクリアする事はほぼ間違いありません。ただわざとらしいほどの大げさな合槌や知ったかぶりをするのはやめましょう。
欲を言えば、仕事上大切な相手と初めて会う場合に、相手の趣味や好きな事、物などをリサーチしていくとさらにプラスとなるでしょう。
相手の欲求を満たして好印象になる
人間なら誰にでも「感謝されたい」「自分に関心を持ってほしい」「一緒に感動したい」という欲求を持っています。 これは子供が母親に対する態度を見ていれば一目瞭然です。「ありがとう」と言われれば喜び、必死に母親の興味を引こうとして、何かを見つければ母親に見せに飛んでいきますよね。
コレを利用して初対面の相手の欲求を満たす事で、相手に好印象を与える事が出来るでしょう。 例えば些細な事でも感謝の言葉を忘れなかったり、目を輝かせて相手の話を聞いたり、一番盛り上がる所では同じように感動すればきっと「また会いたい人」だと思われますよ。
第一印象が良い事もデキるビジネスマンの条件である
第一印象は2分で決まって、その後はもう変わらない。 『出会いをドラマに変える 2分の法則 第一印象の心理術』植木理恵著より 心理学でこう言われているように、第一印象は覆すのが難しいので、特にビジネスシーンにおいては第一印象が良い事が非常に大切な条件となります。
どんなに性格が良くても、第一印象は見た目や態度で決まるので、初対面の人の前ではまずそこに意識を集中しましょう。 周りにいる仕事がデキる人はきっと自然に第一印象が好印象になるコツを習得しているはずなので、是非観察してみてくださいね。