アイデアノートを作る
日頃から面白いと思った事やパッと思いついた事を書き留めておく事は、いざと言う時に役立ちます。 発想力や想像力の元になるのは記憶が大部分を締めますが、記憶は余程衝撃的な出来事ではない限りすぐに消えてしまいます。 日常的に起こる面白い事や気づき、思い浮かんだアイデアなどをノートやPC、スマホなどにまとめておいて、必要な時に取り出すという作業を習慣的にする事で必ず良いアイデアが生まれるでしょう。
今や知らない人はいないAKB48の生みの親である秋元康さんは、様 々なアイデアを実現する事により成功を収めた勝ち組と言えます。 彼は特にリサーチをする訳でもなく独自の発想で企画を進めていきますが、それこそが成功の秘訣だったようですね。
人より多くアイデアを手に入れる
良いアイデアを生み出すには質より量だと言われています。 偉大な発明家であるエジソンは、1日に10個発明のアイデアを考える事をノルマにしていました。
たとえそれが良いアイデアではなくても、それが発想力や想像力を鍛えてアイデアを生み出す練習になっていたのは間違いありません。 「数を打てば当たる」方式で、アイデアも沢山生み出す事が良いアイデアを生み出す一番の近道になります。
無理に新しいモノを生み出そうとしなくても良い
誰もやった事のない事をやりたい!と意気込んでアイデアを出そうとしたところで、残念ですが大したアイデアは浮かばないでしょう。 なぜならアイデアは自分の知識や既存の要素の組み合わせである場合が多いからです。 例えば今では持っているのが当たり前となりつつある「スマホ」は電話とパソコンが組み合わされた商品ですよね。
今あるモノとモノを組み合わせるという発想の転換もアイデアを生み 出すための大切なポイントとなるでしょう。
”アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない ということである。関連する第二の大切な原理というのは、既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、物事の関連性をみつけ出す才能に依存するところが大きいということである”
60分で読めるアイデアの名書「アイデアのつくり方」より引用 http://bukupe.com/summary/597
発想力を鍛えるトレーニング
特に変わりばえのない日常生活でも、自分の意識次第で発想力は鍛えることができます。 通勤経路を変えて新しいお店を発見したりするだけでも、脳が刺激を受けて活性化させるのに役立ちますし、小説やドラマの展開を自分で想像してみたり、電車で目にする広告を見て「自分ならどうするか?」を考えてみたりする事は十分に効果的なトレーニングになります。
マイクロソフト社の面接で行われている「フェルミ推定」やGM社の破産の危機を救ったオートローン(「買ってから乗る」の逆の発想「乗ってから買う」)に代表される「逆にして考える」発想を自分なりに真似してみるのも面白いトレーニング法になるでしょう。
必ずしもオリジナリティーが必要とは限らない
世の中には完全にオリジナルなモノは無いと言われています。それは過去にアイデアが出し尽くされているからなんですね。 しかし他人のアイデアからヒントを得てそれを面白く見せたり、見せ方を工夫したりする事で面白い発想は生まれます。 そこで生まれた斬新な発想がオリジナルとなれば、後々それを参考にし てまた新しいアイデアが生まれる事につながっていくでしょう。
ゼロから始める発想しか納得いかないというのであれば別ですが、その点で頭が固くなってしまうと柔軟な発想ができなくなる傾向が強いので気を付けた方が良さそうですね。
アイデアを生み出す秘訣は日常生活にあり
いかがでしたでしょうか? 発想力や想像力は「1日にして成らず」です。 日頃から色々な事に興味を持ったり、アンテナを張ったりする事で知らず知らずのうちに鍛えられるのが発想力や想像力で、その結果生み出されるのがアイデアです。 社会人として大切なスキルである「アイデア脳」を身に付けて、あなたも「求められる人材」となりましょう!