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【Windows】チューニングレベルを調整して通信速度を高速化する方法

【Windows】チューニングレベルを調整して通信速度を高速化する方法
通信速度を高速化するには回線そのものやルータの性能を向上させる以外にも様々な方法があります。中でも手軽に通信速度を向上させる方法として、コンピュータ本体のチューニングレベル(受信データ量レベル)の設定がおすすめです。チューニングレベルを高めるだけで簡単に通信速度を向上させることができます。

チューニングレベルを調整して通信速度を高速化する方法

スタートボタンを右クリックして「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックします。 コマンドプロンプト(管理者) 次に以下のコマンドを入力して enter キーを押し、現在の設定を確認します。
netsh interface tcp show global
2 標準では「受信ウインドウ自動チューニングレベル」が「normal」になっていますので、以下のチューニングコマンドを入力して enter キーを押します。
netsh interface tcp set global autotuninglevel=restricted
※「=」以降の値がレベル変更用のコマンドになりますので、下表の推奨値を入力します。 4

チューニングレベルの設定内容

normal 初期設定
highlyrestricted 既定値より受信ウインドウを若干拡大(推奨)
restricted 既定値より受信ウインドウを拡大(推奨)
experimental 既定値より受信ウインドウを大きく拡大
disabled 自動最適化を無効
チューニングレベルが変更されると、「OK」が表示されます。再び「netsh interface tcp show global」を入力すると、「受信ウインドウ自動チューニングレベル」が「restricted」になっていることが確認できます。 5 設定を初期値に戻す場合は、以下のコマンドを入力します。なお、チューニングレベルを変更しても通信速度が変わらない場合、回線やルータなどの通信機器がボトルネックになっている場合が多いです。
netsh interface tcp set global autotuninglevel=normal
高速なインターネット回線を利用している場合、チューニングレベルを高めることで通信速度の向上が期待できます。お金をかけずに試せる方法なのでぜひ、お試しください。

2016.04.21 追記

コマンドに誤りがありましたので、訂正しました。