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弱った前頭葉の働きをアップさせる方法・コツ・テクニック

弱った前頭葉の働きをアップさせる方法・コツ・テクニック
「最近、だるいな~」「人と会いたくないな~」 そんな風に思う時って、ありますよね。それを暑さのせい、疲れているせい、年のせいだと思っていませんか。実は、脳の前頭葉の働きが弱っているからなのです。 子供の時は、新しい経験ばかりで、夢中になって取り組む時間が多かったですよね。そんな時、「疲れる」なんて感じなかったのではないでしょうか。または、心地よい疲れだったのではないでしょうか。 それが大人になってくると、新しい経験をする機会は減り、なんとなく生活している毎日...。すると、前頭葉が弱ってきてしまうのです。 「いつまでも活き活きと生活したい!」 そんな方に、前頭葉の働きをアップさせる方法をお伝えします。

前頭葉の働きって?

そもそも前頭葉はどんな働きをしているのでしょうか。 前頭葉は頭の前半分にある、ヒト特有の器官です。前頭葉は、前頭前野・運動野・運動前野に分けられています。運動野と運動前野は、その名まえの通り、運動機能に関わる働きをします。 前頭前野は、思考や創造性を生み出す、脳の中でも最高峰の中枢だといわれています。創造、記憶、コミュニケーション、自制力、と人間として生きていくためになくてはならないものの源です。人間にこの部分が備わっているため、他の動物にはない生活文化を送ってこれたのです。

一方で、前頭葉は使わないと、年齢とともに老化が進み、働きが弱くなっていってしまう部分でもあります。 「それは困る!」ですよね。 前頭葉は、子供の頃行っていたあることをすれば、働きをアップさせられるのです。

1.読む

子供の時、音読をよくやりませんでしたか。授業中みんなの前で、放課後宿題として...。音読は脳の活性化にとても良いんです。小説家なども、自分の書いたものを音読するといいます。あれは、自分の書いたものを読むことで、内容の良し悪しを効果的に判断しているのです。 一日数分でいいので、文章を声に出して読んでみましょう。効率よく、前頭葉の働きをアップさせることができます。

2.書く

子供の頃は常に何かを書いていましたね。漢字の書き取り、日記、読書感想文などで、何本鉛筆をすり減らしたことでしょう。大人になると、PCで文字入力、ということが増えますね。文章を書くということでは同じなのですが、やはり実際に手を使って正しい字や文章を書こうとすることは、前頭葉の働きにすごく良い影響があります。PCでは正しい漢字を選べはしますが、いざ書くときになると書けなかったりしますよね。脳が使われていない証拠です。 人に手紙を書く、その日の「やることリスト」を手書きで書く、など毎日文字を書きたいものです。

3.計算する

子供の頃、両手の指を一生懸命使いながら、足し算・引き算をやりましたね。あの時ウンウンいいながらしていたことは、前頭葉の発達にとても良い影響を与えていたのです。それが大人になると、PCのエクセル、スマホの電卓機能などに頼りがちで、まったくといっていいほど計算をしなくなっていませんか。 たまに子供の宿題の手伝いで、足し算、引き算などをやると、脳に負荷がかかるのがわかります。「使っていないところを久しぶりに使った!」という感覚です。 家計簿をつける時、子供の算数の答えが合っているか見る時など、意識して自分の頭で計算してみる癖をつけたいですね。

まとめ

前頭葉はゆっくり成長する部分で生まれてから20年くらいかけてやっと一人前になります。子供たちはせっせと読み・書き・計算をすることで、前頭葉を育て上げているのです。 私たちもせっかく立派に成長させた前頭葉を、やすやすとにぶらせたくありませんね。 これからも活き活きと生活していけるように、脳が脳らしく機能していけるために...、「読み・書き・計算」を日常生活の一部としてどんどん取り込んでいきましょう!