虫歯の放置
歯医者さんが苦手だという方は多いと思いますが、だからと言って何らかの自覚症状が出ているのに、痛みが限界に達するまで歯医者に行かないというのは危険な考え方です。 人間の身体は何か問題が発生すると、痛くなったり腫れたりと何らかの症状が表れますが、これを放っておけば必ずさらに強い症状が表れるようになっています。
歯からのサインを見て見ぬふりしていると、痛みもそうですが、治療費や時間、回数も多くなり、最終的には治療が不可能という事にもなりかねないのでしょう。
治療を途中でやめる
虫歯や歯周病などで歯医者にかかると、1回の治療時間が短く何度も足を運ばなければいけないので、途中で通わなくなってしまう人が多いですが、意外な事にこれは歯をボロボロにする大きな原因となります。 虫歯の進行が進むのは治療中というケースも多く、普通の虫歯が3年間かけて進行するとすれば治療中の虫歯は半年程度で進行してしまうでしょう。
これは治療のために歯の内部を開放している状態になる事が多く、そのまま放置しておくと虫歯菌が内部に侵入して急速に拡大しやすくなるからです。 通うのが面倒だという気持ちはわかりますが、特に虫歯では医者にかかっている場合は「完治」という診断が出るまでは通い続けて下さいね。
食生活の乱れ
歯を支えているのは周りにある小さな骨ですが、この骨が弱くなる事で歯がボロボロになる事もあります。 燐酸カルシウムから成り立っている人間の骨は、溶けたりくっついたりしながら代謝をしていますが、栄養のバランスが悪かったり、スナック菓子ばかり食べていたり、牛乳を飲まなかったりすると、カルシウムの代謝が悪くなって、骨が溶ける事で足りないカルシウムを補おうとします。
歯の周りにある骨は非常に細い骨なので溶けて無くなるのも早く、その時に溶けて出た余ったカルシウムが歯石の元となり細菌が繁殖する原因にもなるでしょう。 好き嫌いが多かったり、食生活が乱れていたりしているという方は要注意ですよ。
歯ぎしり
虫歯や歯周病で歯医者に行った時、大抵の歯医者さんは歯ぎしりの程度をチェックしています。 歯ぎしりは無意識の状態で行われていますが、その分普段は使わないような力で噛んだり、顎を激しく動かしたりしている場合もあります。 歯の生えている方向のみに力がかかるなら負担も軽減されますが、左右に削るような歯ぎしりや噛み合わせの悪い歯ぎしりをすると、歯を支える骨や歯茎に悪影響を与えます。 歯の表面にヒビが入ったり、歯の根元がえぐれるように削れたりすると、虫歯が進行しやすくなるので、歯ぎしりがひどい場合は専門のマウスピースを使用するなどして、歯に与える影響を少なくしましょう。
間違った歯磨き
「虫歯予防と言えば歯磨き」と子供の頃から言われ続けているでしょうが、歯磨きはただすれば良いという訳ではありません。 実際に歯がボロボロになる人は、歯の内部や腫れた歯茎の周りに多くのプラークが付着しているケースが多く、毎日歯磨きはしていても、その効果が表れていないと言えます。 歯磨きの基本は歯そのものを磨く事ですが、それは歯を清潔に保つ為であり、虫歯や歯周病を防ぐには歯と歯茎の境目を丁寧に磨くことが重要です。
また最近では「歯間ブラシ」の重要性も注目されていて、虫歯は歯周病の原因になるのは「歯と歯の間に残された食べかす」とされているので、毎食後の歯間ブラシを習慣にするのも効果的と言えるでしょう。
歯を大切に扱う事でボロボロになるのを防げる!
芸能人ではなくても歯は命です。きれいな歯をしているだけで第一印象が良くなりますし、異性からモテるというメリットもありますよね。 虫歯や歯周病は、なって当たり前の症状ではありません。予防したりきちんと治療をしたりする事でいつまでも綺麗な歯が保てますよ。 自分の歯を守れるのは自分だけなので、肌や体のケアをするように歯も大切にしてあげましょう。