出しっ放しは「よく使うもの」
片付けられない人によくあるのが「出しっ放し」という点です。しかしなぜ出しっ放しになってしまうのでしょうか。
出しっ放しには2種類あり、「よく使うから出しているもの」と「しまう場所がないから出しているもの」があります。
「しまう場所がないもの」に関しては場所を作るか捨ててくださいとしか言えませんが、「よく使うから出しているもの」に関しては、現状のしまう場所が悪い可能性があります。
つまり「出しにくい・しまいにくい」から片付かないのです。使用頻度と使い勝手が釣り合っていないとも言えますね。
この出しっ放しを改善するには「よく使うものは使いやすい場所に」「あまり使わないものは使いにくい場所に」というように分けるといいでしょう。
できれば使う頻度ごとにABCの3段階に分けて、それぞれを手前・奥と分けたり使いやすい位置に配置できればベストですね。
「なにかに使えるかも」は「いらないもの」
片付けられない人にありがちな考え方が「なにかに使えるかも」という考え方です。これは「捨てるはずのものを使う=得する」という強引な考え方であり、耐久性・見栄え・スペースの無駄・時間の無駄などに気づいていません。
そしてこの考え方をするタイプが厄介なのは、一見するとゴミのようなものまで残しておく点です。お菓子のケースだったり、はたまた空き瓶だったり。
たしかにちょっとオシャレなデザインだったりするともったいなく感じてしまいますが、別に今必要なものではありませんよね?つまりゴミということに変わりはありません。
ここで「いつか使うかもしれない」と保管してはいけません。使うかわからないのに洗う時間や保管しておくスペースを無駄にしてしまいます。
また、オシャレな空き瓶だったとしてもその空き瓶が部屋にマッチするでしょうか。まず間違いなく「空き瓶感」が出て浮きますよね。空き瓶が似合う木製ラックを購入して空き瓶をたくさん用意して乾燥ハーブでも入れればインテリアとして使えるかもしれませんが、そこまでできるのは極一部でしょう。
容器はどこまでいっても容器でしかありません。余計なものを保管する前に部屋を片付けることから始めてください。
作業効率を考えられない
どんな作業にも「効率」というものが存在します。基本的には仕事で考えることが多いですが、作業効率は家事にも関係してきます。
デスクが片付いていなければ仕事がしにくいように、どこになにがあるかわからなければ探す手間は増えますし、部屋が圧迫されていれば掃除にも時間がかかるでしょう。
そういった「作業の効率」を考えていない場合も散らかった部屋になりやすいです。
「効率なんて考えなくても作業できればいい」と考えるかもしれませんが、このタイプは基本的にすべての作業が遅いことを知るべきです。つまり時間が無駄になっています。
収納に詰め込みすぎるのもこのタイプです。収納はしまうだけではなく「取り出すこと」を考えなければなりません。そうしないと結局面倒くさくなり、最初に紹介した「出しっ放し」に繋がります。
このタイプは収納場所を理由もなく決めることが多いですが、「なぜそこにしまうのか」「他のものに影響を与えないか」をよく考えてから収納場所を決めましょう。
「考えなし」をやめる
部屋が片付かない人の多くが「考えていないこと」が原因です。「とりあえず」「なんとなく」で片付けてしまっています。しかしそれでは部屋は片付きません。
部屋が片付いていないことで時間・お金・労力などあらゆるものを無駄にしていると気づくことが大切です。