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子どもにゲーム機を買い与えない場合のメリット・デメリット

子どもにゲーム機を買い与えない場合のメリット・デメリット
プレイステーション、任天堂DS、スマホゲーム・・・いまや子どもの遊び道具の大半を占めるのがゲーム機です。 子どもたちは与えると夢中になってゲームをしますが、はたしてゲーム機を与えることが子どもにとって良いことなのでしょうか? 子どもにとってゲーム機を買い与えない場合の、メリット・デメリットについて考えてみましょう。

メリット その1~ゲーム以外の遊びをするようになる

ゲームを与えると子どもたちは夢中になってゲームをはじめます。そうなると室内にとじこもってひとつのことばかりをしているということになります。

ゲーム機が無ければ、子どもは他の遊びを考えます。

室内でも、パズルやトランプゲーム、レゴブロック、読書などたくさんの遊びがありますが、子どもにとって特に良いと思われる室外での遊びを楽しむようになります。

メリット その2~自分で考える能力が身につく

メリット1にあるように、ゲーム以外の遊びをしようと考えるため、色んな遊び方を自分で考えるようになります。家族や友達と考えた場合は、コミュニケーション能力も高まります。

そのことによって、色んな事柄を知ったり、言葉を覚えたりと、たくさんの経験の積み重ねができます。たくさんの経験をして、知識を増やすことは脳の発達にもよいことだと言えます。

デメリット その1~コミュニケーション能力が強く発達しない

ゲーム機での遊びは、友だちと遊ぶといっても、室内でそれぞれがゲームで遊んでいたり、対戦でもゲーム機を介してのものだったりします。

もちろん、それで人との関わりあいが全くないということではないのですが、人と人とのコミュニケーションは対面でその人の表情を見たり、声を聞いたり、直接身体接触することによって能力が高まってくるものです。

よって、ゲーム機でのコミュニケーションだけでは、能力を高めるには不足だと思われます。

デメリット その2~身体能力の発達不足

ゲーム機でも反射能力は鍛えられますし、実際に優秀なゲーマーをドライバーに育成するというような動きも世界的に行われつつありますが、それはほんの一部で、実際は室内に閉じこもって行うものがほとんどです。

身体的なデメリットとして、座って行うゲームが大半であるため「下肢の未発達」、ずっと画面を見ることによる「視力の低下」などが挙げられます。

外で身体を動かして遊ぶということがない場合、歩く・走るという動作を頻繁に行わないために、全体的な身体能力が発達不足となります。そのほか、陽光にあたらないことによる骨の発達不足なども出てきます。

逆にゲーム機を与えなかった場合は、身体能力が発達するというメリットにかわります。

デメリット その3~親の精神的負担が発生する

ゲーム機を与えないことによって、子ども自身の機嫌が悪くなる、言うことを聞かないということが出てきます。

また、他の友だちはゲーム機を持っているので会話についていけない、そのことによっていじめにあったり、仲間はずれにあったりすることもあるかもしれません。

その他、与えないことにより、よそのお宅で長時間ゲームをして迷惑をかけるなど、子ども自身だけではなく、親の精神的負担も発生します。

こうやって挙げてみると、ゲーム機を与えないことによるデメリットよりもメリットのほうが多いように感じます。

ただし、ゲーム自体は知育をのばすものもあり、全てが悪いというわけではありません。

時間を決めて使う、約束事をして使わせる、などの条件をつけて上手に使わせるのが親としての役目であり、親子ともども楽しく過ごせる秘訣かもしれませんね。