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なんで肌は乾燥するの?カサカサ肌にならないためには

なんで肌は乾燥するの?カサカサ肌にならないためには
夏には紫外線でダメージを受け、冬には乾燥でダメージを受ける肌。世の中にはなにもしていないのにキレイな肌の女性もいますが、多くの女性は日々美肌に向けて努力していることでしょう。 しかしただ日差しから守ればいい夏と違って乾燥する冬のケアは難しいです。単純に保湿するにしてもタイミングや肌質を考えて行わなければなりません。

なんで肌は乾燥するの?

そもそも肌はなぜ乾燥するのでしょうか。

乾燥肌は「皮脂」や「天然保湿因子」、「セラミド」などのバリア機能や保水力の低下によって肌の水分含有量が減ってしまった状態を指します。

この「皮脂」と「天然保湿因子」と「セラミド」は様々な要因によって減少するため、一概に「これが原因」と言うことはできません。

加齢による乾燥肌

まず疑うべきなのは「加齢」です。

人は誰でも歳をとります。そして歳をとると体のあらゆる部分が衰えますが、これは肌の保水機能に関しても例外ではありません。つまり加齢によって乾燥肌になっている可能性もあります。

人によって加齢が影響するタイミングは異なりますが、女性の場合だと30代から保湿に関する機能が衰え始めると言われています。

加齢による乾燥肌は明確な対処法はありません。あえて対処法を挙げるとすれば乾燥するタイミング、つまり「皮膚から水分が蒸発する量を減らすこと」がもっとも有効となります。熱いお風呂に長時間入ったり部屋の空気が乾燥していたりすると蒸発してしまうので、肌の水分が蒸発する環境・行為を減らしてみましょう。

間違ったスキンケアによる乾燥肌

肌の保湿には「皮脂」「天然保湿因子」「セラミド」の3つが必要不可欠です。どれか1つでも欠けると乾燥肌を引き起こします。

そのため、複数回の洗浄や強い力の洗浄を繰り返すと保湿に必要な成分までなくなってしまい、乾燥肌になる可能性があります。

特に「皮脂」はテカリの原因になるため多くの女性から敵視されていますが、肌の保湿には適度な皮脂が欠かせません。毎日2回3回と洗顔しているならすぐにやめましょう。もちろん洗浄力の強すぎるクレンジングなども避けるべきです。

食生活による乾燥肌

肌を作っているのはタンパク質です。そしてタンパク質以外にも肌を健康に保つために必要な栄養素はたくさんあります。

もし偏った食生活をしているなら保水機能に関わる栄養素が不足している可能性があります。具体的に挙げるなら「タンパク質」「必須脂肪酸」「ビタミン」「亜鉛」などですね。

ただし、乾燥肌だからといって上記に挙げた栄養素ばかり摂っていると、今度は別のトラブルの原因にもなります。大切なのは「バランス良く食べること」で、一部の栄養素だけを摂ればいいわけではありません。

毎食ごとに完璧なバランスを目指すのは難しいので、1日単位や1週間単位でバランスがとれるように食事内容に気を遣いましょう。あらかじめ献立表を作ったり、食事内容を記録しておくと栄養バランスを把握しやすいのでオススメですね。

生活習慣による乾燥肌

「長すぎる入浴」「睡眠不足」これらは乾燥肌の原因になる行為です。特に「長すぎる入浴」に心当たりがある方は多いのではないでしょうか。

半身浴が流行ったことで長時間入浴する方が増えていますが、長時間の入浴は肌に逆効果となります。肌を構成するタンパク質は水分によって結合が弱まり、保湿成分が流れ出してしまうのです。

睡眠不足についてはいまさら言及する必要はないかと思いますが、ホルモンの分泌のために適切な睡眠時間を保ってください。また、睡眠開始3時間が重要なので夜食や寝る直前のテレビなどは控えるようにしましょう。

土台がダメなら保湿の意味はない

「乾燥には保湿!」と半ば条件反射のように保湿をする方がいますが、どんなに保湿したところで肌の保水機能が低下していれば一時的な効果しかありません。そして肌の保水機能は内面からしか改善できないのです。

栄養バランスや生活習慣など、少しでも健康な生活を目指すところから始めましょう。また、最近は間違った情報によって過度な洗浄をしている方が増加しています。見た目だけの問題ではなく、体に必要かどうかよく考えて判断するようにしてください。