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女性のクールビズで注意すべき点・正しいクールビズとは

女性のクールビズで注意すべき点・正しいクールビズとは

「クールビズ」とは、2005年に環境省が推奨しはじめた夏服の軽装化キャンペーンです。

ネクタイや上着をなるべく着用せず、夏に室温28度以上に対応できる服装を着用するように呼びかけられたものです。「クールビズ」という表現は環境省の一般公募によって選ばれたもので、当時の流行語大賞にも選ばれました。

さて、そのクールビズですが、女性のクールビズについては、2013年から提唱をはじめたような形にはなっていますが、いまだはっきりした規定がありません。

男性の規定は?

男性については環境省における服装の可否というものがあります。

ちなみに当初の「クールビズ」ではノーネクタイ、半袖シャツがOKでしたが、それ以外には原則付加だったアロハシャツ、ポロシャツも2012年から打ち出されている「スーパークールビズ」においては、可とされています。

これは自治体や企業によって地域色を出す必要がある場合などに、とても助かりますね。

女性のクールビズ

制服がある職場ですら、女性のクールビズについて細かい規定を作るのは難しいとされています。

それは女性の場合は、男性に比べて、ヘアスタイル、ネイル、靴などとファッションポイントが多いからではないでしょうか?

また、学生のころ、規則でリボンやヘアアクセサリがOKであればその中の色や柄でかなり凝っていたという人は多かったと思います。

このように、それぞれに規定があっても、女性はその規定の中で個性を出したいと思う人が多いという点が、規則の細分化がしずらいという理由ではないでしょうか。

注意すべき点

今回は、服装、髪型、足元、香りについて一般的にのぞましいものをご紹介したいと思います。

服装~露出大=クールではない!

服装において一番気をつけるのは露出です。夏=暑いということで、どうしても薄着にしてしまいがちですが、キャミソールやタンクトップはひかえましょう。

また、色については社風がありますのでそれぞれにあったものを選択します。ただし、透ける色や素材は避けるようにしましょう。また、汗ジミが気になる場合は、なるべく目立たない色をチョイスしたり、汗取りパットを使用しましょう。

また、上衣にカットソーを着用する場合は、ジャケットを1枚羽織るだけでビジネスシーンにふさわしい装いになりますし、冷房対策にもなるので便利です。

髪型~ロングでもショートでもさっぱりと!

夏らしくさっぱりとした髪型を心がけます。

長さは問いませんが、ロングの人は結んだりアップにして、暑苦しさを感じさせない髪型にしましょう。ただし、アップの場合は華美になりすぎないようにしましょう。

いずれにしてもコームやゴムを用いる際、派手な色や装飾付きのものは避けます。

足元~基本はストッキング&パンプス

基本はパンプスです。

ただし、服装や社風によってはサンダルを選択することもあるかもしれません。

その場合も最低限バックベルトがあるものを選択しましょう。

また、素足はもってのほかです。服装のところでも述べたように、露出があることがクールということではありません。

香り~周りに気を配って!

汗をかくので制汗剤を使うことが増えます。

2013年度に提唱された女性版クールビズにおいて、当初は制汗剤やスプレー、香り付き柔軟剤の使用が推奨されていました。

しかし、市民団体から「香料により健康被害が引き起こされる可能性がある」との指摘があり、使用の呼び掛けを中止すべく、ホームページや広報関連の資料の記載内容の変更がありました。

確かに最近は香水等での体調不良を引き起こす例があり、科学的な因果関係は不明とはしながらも、周囲に配慮をするという点で香料の使用を控えるべきでしょう。

女性のクールビズ、就職活動や、セミナーに参加する際に「クールビズでお越しください」とある場合、今まではどんな服装で行けばよいのか迷っていたかと思いますが、これからはこの内容を参考に参加してみてはいかがでしょうか?