事前に~リハーサルを繰り返しておくこと
緊張する原因はいくつかありますが、話をする内容を自分の中で咀嚼できていないということはひとつの大きな原因です。何度も何度もリハーサルを繰り返しておけば、自分の中で流れもつかめてきますので安心です。
話をする内容ができあがったらリハーサルをしましょう。
その際、自室にこもってひとりで行うのではなく、できれば同じようなシチュエーションで自分以外の人に見てもらって、間の取り方や視線の配り方などアドバイスを受けることをお勧めします。
会場に入る前に~のどを潤しておく・深呼吸・ツボ押し
どれだけリハーサルを繰り返しても、緊張のあまりのどがカラカラになってしまい、声が出なくなってしまったりしたら、余計に焦って緊張してしまいます。そんなことにならないように、会場に入る間に水やお茶でのどを潤しておきましょう。それ以外の飲料だと逆にのどが渇いてしまうかもしれないので要注意!
心臓がドキドキしている場合は、ゆっくり外の景色でも見ながら深呼吸を繰り返しましょう。酸素を体内にとり入れることによって身体がすっきりします。また、浅くなっている呼吸が、深呼吸によって深い呼吸になり緊張がほぐれます。
また、ツボを押して緊張をほぐすという方法もあります。心臓につながる経路上にある、動悸を落ち着かせる「?門(げきもん)」というツボがあります。腕の内側、手首と肘の間にあるツボなので、そこをイタ気持ち良い強さで押してみましょう。不安が取り除かれます。
その他に、陸上選手がよくスタート前にしているように、手や足をぶらぶらと振ることも血行をよする方法のひとつです。
会場に入った後に~辺りを見まわしてみよう
さて、会場に入った後、緊張する人というのはどうしてもここでまた緊張してしまうかもしれません。でも落ち着いて。ゆっくりと辺りを見まわしてみましょう。この時できれば会場にいる人たちより、室内の雰囲気を見る方が緊張しないかと思います。
会議室・面接会場を見まわして、どれくらいの大きさでどんな雰囲気なのか、天井の高さなどを見ていたら不思議と落ち着くものです。
プレゼン・面接がはじまった~開き直っちゃいましょう 味方を見つけよう!
さあ、プレゼンや面接がはじまりました。
いささか、無責任な言い方にはなるのですが、開き直っちゃいましょう!
ここまでの項目を全て行ってきた方は、「何が起こっても、間違えても大丈夫!」と自分に言い聞かせて進めるしかありません。
とはいっても、話し始めると全てが飛んでしまう人!まずは味方を見つけましょう。緊張している人の場合、話しを聞いている人はみんな敵、もしくはあなたに辛辣なジャッジメントをする人のように思えていることでしょう。そんなネガティブなことは考えず、まずは全員味方だと思いましょう。そして、更にその中であなたの話しを目を見ながら聞いたり、うなずきながら聞いてくれる人はひとりくらいいるはず。その人を特に自分の味方だと思って、時折目を配るようにして話したら落ち着くことができるでしょう。
こうやって話を聞いている人を見まわすだけでも緊張はかなりほぐれてきます。
緊張は誰でもするもの。
緊張していないように見えて、している人というのは思いのほかたくさんいるものです。
でも、リハーサルをすることによって自分が何を訴えたいのかを確認し、更に現在の自分の状態を見直すことで緊張というものは多くの部分を回避することができます。
あとは自分を信じてプレゼン・面接にのぞみましょう。