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鎮痛剤を使わずに偏頭痛を和らげる方法・対策・コツ

鎮痛剤を使わずに偏頭痛を和らげる方法・対策・コツ
偏頭痛持ちという方、結構多いのではないでしょうか。 大病というわけではありませんが、常に不快な気分ですし、ひどい場合には本当に耐えられないくらいの痛みや、吐き気すらもよおしてしまうものです。 鎮痛剤を使ってしまえば、割とすぐに痛みは無くなるのですが、薬をずっと服用することに抵抗をおぼえる人や妊娠中や授乳中などで簡単に鎮痛剤を使うことができないという人に、偏頭痛を和らげる方法や対策をご紹介します。

あたためるの?冷やすの?

温めるのが良いのか、冷やすのが良いのかよくわからないという人が多いかもしれません。

どちらでも良くなりそうなイメージがありますよね。

結論から言いますと偏頭痛の場合は「冷やす方が良い」です。

偏頭痛は、脳の血管が急激に拡張して起きるものです。その拡張した血管を収縮させるために冷やします。

「温めた方が良い」のは、それとは別の頭痛で「緊張型頭痛」の場合にあてはまります。

これはパソコンの操作をずっと行ったり、事務仕事で長時間同じ姿勢をしている人に発症することが多い頭痛です。頭や肩の筋肉が緊張をすることによって、血流が悪くなり起こる症状です。ですので、こちらの頭痛の場合はその血流をよくするために温めるのです。

自分がどちらの頭痛かよくわからないという方は、お風呂に入って脈打つような頭痛が更に増すという場合「偏頭痛」だと思ってください。

ツボ

痛みを和らげるツボを刺激するというのもひとつの方法です。

以下にいくつかご紹介いたします。

「百会(ひゃくえ) 」

あたまのてっぺんのくぼんだところにあります。カラダ全体の調整をするツボでもあるので「万能ツボ」と言われることもあります。両耳に両親指をあて、手のひら全体で頭を覆うようにし、ちょうど中指の先の辺りにあるツボです。不眠にも効きます。

「太陽(たいよう)」

眉尻と目尻の間にあります。少し力を入れて押しましょう。

「臨泣(りんきゅう)」

足の甲側の小指と薬指の間から指を足首にむけてなぞっていくと、小指と薬指の骨が出会うところ辺りで指が止まる場所があります。そこが「臨泣」です。押すと痛みがありますので、そこを親指で強く押して休むという動作を繰り返します。

光や音を遮ろう

偏頭痛を発症すると、光や音に敏感になってしまい、光がまぶしくてたまらなくなります。

また、血管が拡張する作用がありますので、まわりの声や音も頭に響くようになります。

偏頭痛を発症している時は、カーテン等で部屋をなるべく暗くして、静かな環境で過ごすようにしましょう。スマホやパソコンを見るという行為はもってのほかです!

予防~食べ物

偏頭痛になってしまったら、上述のような対処方法を試していただければと思いますが、偏頭痛にならないための予防をしていけば、発症する回数もぐっと減ってくるかもしれません。

まずひとつは「食べ物」です。

ワインやチョコレートやチーズは偏頭痛の原因となる食べ物と言われています。

その理由は、これらの食べ物に「チラミン」という物質が含まれているからです。この「チラミン」は血管を収縮させる作用があるので、これらの食物を多く摂りすぎないということが予防のひとつです。

予防~生活習慣

生活習慣を見直すことによっても、偏頭痛の予防は可能です。

以下のような生活を送っている人はいませんか?

・睡眠が充分に取れていない

・食事のリズムが不規則だ

・暴飲暴食をする、アルコールが大好き

・喫煙者である

このような生活を送っている人は、自律神経の機能が低下しています。それは脳にストレスがたまっている状態だからです。

自律神経がうまく機能していないと、血管の拡張から偏頭痛を発症してしまいます。不規則な生活を送っている人は、自分の生活を見直してみましょう。

また、自律神経がうまく機能しない原因として精神的なストレスも挙げられます。

ストレスがある人は原因を考え、運動や自分にとって楽しいと思える趣味などに打ち込むような解消方法を考えてみましょう。ただし、実際に偏頭痛を発症している時の運動はひかえるようにしてください。

偏頭痛と違う痛み?病気?という時は

普段から偏頭痛を患っている人が、偏頭痛のようだけど、普段とは違うような痛み・症状を感じた場合は、別の病気の可能性もあります。

脳の大病は一刻を争うものもありますので、その場合はすぐに病院に行くようにしましょう。

偏頭痛は、発症してしまったらおさまるまでしばらくかかるものです。

そうならないためにも、普段からの生活に気を配り、また、発症してもすぐに対処できる方法を頭にいれておきましょう。

そしてなるべく薬に頼らない健康的な治癒を目指しましょう!