フィッシング詐欺について
インターネットを利用した詐欺でポピュラーなのがフィッシング詐欺です。フィッシング詐欺は偽のメールやウィルスを通して個人情報を入力させる詐欺です。もちろん個人情報にはクレジットカード番号も含まれます。
インターネットの利用に慣れている方ならまず引っ掛からない方法ですが、知らない間にウィルスに感染してしまい、被害にあうケースも少なくありません。
フィッシング詐欺予防
まず、知らない差出人からのメールは開封しないようにしましょう。プレビューするだけでウィルス感染する場合もあるため、プレビューの設定もオフにします。
しかし知っている相手からのメールでも安心はできません。その相手がウィルスに感染している場合、なりすましてウィルス付きのメールを送ってくる可能性もあるためです。
基本的に添付ファイルを不用意に開くのは厳禁。なんのファイルなのか、そもそもその連絡自体がおかしくはないかをよく考えてから開きましょう。
広く使われている「Gmail」には添付ファイルのスキャン機能がついていますが、新種のウィルスだと意味がない可能性もあります。しっかりと確認してから開封するようにしましょう。
なりすましサイト
なりすましサイトもインターネットに慣れていれば引っ掛かることはない詐欺です。名前の通り正しいサイトに似せて作られたサイトで騙す方法です。
ただ、フィッシング詐欺と組み合わせられるケースもあるため注意が必要です。
また、感染したウィルスによって正規のサイトに重なるようになりすましサイトに繋がるケースもあるため、情報を入力するページのみなりすましサイトに入れ替わっている可能性もあります。
予防
基本的な対策は、知らないサイトで買い物をしないことです。最近のなりすましサイトはかなり作り込まれているので、一見しただけだと判断できない可能性があります。
また、個人情報の入力画面やクレジットカードの入力画面で「SSL」が使われているかも確認したほうがいいでしょう。
使っているWebブラウザによって若干異なりますが、アドレスバーの周辺に南京錠のマークが出ることがあります。これが通信が守られている証拠です。
「SSL」というのは暗号化された通信を指し、「SSL証明書」はWebサイトが安全であることを第三者機関が証明する仕組みです。簡単に言えば「安全の証明」です。
ただし、中にはSSLであっても悪質サイトの場合もあるため、最終的には自分の判断がカギを握っていることは忘れないようにしましょう。
まずは電話する
万が一詐欺にあってしまったら、慌てずにクレジットカード会社に連絡しましょう。クレジットカードには盗難保険もあるため、基本的には被害額を支払うことはありません。
ただし、盗難保険も裏面にサインがなかったり自分のカードを家族に使わせていた場合など適用外になる可能性もあるため、一度確認しておくことをお勧めします。
パソコンをしっかりと管理すること
クレジットカード詐欺の多くがパソコンに関係しています。ウィルスだったりなりすましだったりと方法は様々ですが、どれもパソコンが便利であることを逆手にとった方法です。
そのため普段からウィルスチェックをしたりセキュリティーソフトを導入するなど、パソコンを適切に管理することが重要です。