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一流の人だからこそできる何気ない気配り

一流の人だからこそできる何気ない気配り
一流と言われる人にはそれなりの特徴 があります。 それはお金使いが荒かったり横柄な態度をとったりする事ではなく、誰に対しても気配りができるという事です。しかもこれ見よがしの気配りではなく、さりげない気配りだという事がポイントです。 今回は一流の人が何気なくやっている気配りについてまとめてみました。あなたはちゃんと気配り出来ていますか?

一流の人とは?

あなたの思う一流の人とはどんな人ですか? 人それぞれ考え方が違うので必ずしも答えは一つとは限りません。しかしただ単に有名だからとか、会社の社長だからとか、お金持ちだから一流と言えるかと言うと、少し違和感を覚えるという人の方が多いでしょう。

一流の人とは「人間的に一流である事」、例えば器が大きかったり、いつまでも謙虚な心を忘れていなかったり、気配りができる人であると言えます。 実際に成功者と言われる人々は、初心を忘れる事無く、周りの人々に対する感謝も忘れず、気配りの精神が徹底しているという共通点があるからこそ、多くの人々から人望を得ているのでしょう。

気配りこそ成功のカギとなる!

頭が良くても気配りのできない人とは、一緒に仕事をしたいと思わない。 頭が悪くても気配りのできる人とは、ずっと一緒に仕事をしたいと思う。 なぜなら、気配りのできる人と仕事をしたら、楽しいし、一緒にがんばれて成果も出るから。 浜口直太著 『実践!「仕事の成功」は気配りが9割』より

「出世、成功、幸せに欠かせないツールは『気配り』である」と言うのは、国際経営コンサルトである浜口直太さんです。 彼は高校3年生の時に「気配り」の大切さを悟って以来実践をしてきたそうです。世界的に活躍するようになった今でもそれは変わらず、これまでに接してきた多くの成功者と呼ばれる人達の共通点としても「気配りができる」事を挙げています。

出来る限り尽力を尽くす

相手の事を気遣い、自分ができる限りの事をしてあげる、またはしてあげようと頑張るのが気配りです。 例えばセールスマンの場合、お客様が自社製品以外のモノが欲しいと言った時の対応で判断できるでしょう。 そのまま「ではまたの機会に…」と引き下がるのではなく、たとえ自社製品ではなくても「では業者を紹介します」「こちらで仕入れましょうか」など、そのお客様の力になるのが気配りです。

その時は直接の利益にはなりませんが、後になって必ず「あの時は助かったから今回はお宅でお願いする事にしたよ」と恩恵を得る結果になるでしょう。 仕事とはいえ人と人のつながりは大切です。それには気配りが重要なポイントになり、接した人が喜ぶような人材になる事が一流の人になる条件とも言えるでしょう。

観察力に長けている

一流の人が何気ない気配りができるのは、日頃から人に対する観察力に長けているからこそです。 プライベートではもちろん、ビジネスシーンにおいても部下やクライアントの事をよく観察していて、ここぞという時に的確なアドバイスをしたり褒めてくれたりするのが一流の人です。 言われた方は、自分の事を見ていてくれた事に対する感謝や、褒められて嬉しいという気持ちになりますし、誰だって自分が嬉しいと思う事を言ってくれる人について行きたいと思うでしょう。

例えば元総理大臣の小泉純一郎さんは、飛行機に乗った時にCAが持ってきてくれたいくつかの新聞から2,3紙を選んで読んでいたそうです。再び同じCAが新聞を持っていく時に先ほど読んだ新聞を除いて持って行ったところ「すごいね、君」と声をかけられたそうです。 本当に些細な事ですが、観察力に長けていなければかけられない言葉でしょう。

気配り上手になるのは?

気配りができる人になるために心がけたいのは、相手に対して何かできる事はないか?力になれる事はないか?と考える事です。 相手に頼まれた訳でもないのに自然と求められている事が出来てしまうのが気配りです。 簡単な例えで言うと、仕事に追われてバタバタしている同僚や先輩がやり忘れている事をさりげなくやっておいて、本人が「あっ忘れた!」と慌てている時に「やっときましたよ」と言えるのが気配りです。

これ見よがしに「やっときますから!」とか「私がやっておきましたから大丈夫です!」のような言い方をされると、人によっては不快に感じるかもしれないので、これは気配りとは言えません。 あくまでも相手に気持ちよく感謝されるような行為が気配りと言えるでしょう。

簡単そうでなかなかできないのが気配りである

いかがでしたでしょうか? 気配りができる人の周りにいると良い気分になれるので、自然と人が集まります。それが一流の人と呼ばれる所以でしょう。 「じゃあ明日から気配りしてみよう!」と思ってもなかなかできないのが気配りなので、ご紹介したような事を参考にしていただいて、是非あなたも一流と呼ばれる人を目指してみて下さいね。