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目覚めの一杯は危険?!朝コーヒーが身体に及ぼす5つの悪影響

目覚めの一杯は危険?!朝コーヒーが身体に及ぼす5つの悪影響
「朝はコーヒーを飲まないと目が覚めない」という人は多いと思いますが、飲み方やタイミングによっては朝コーヒーが身体に悪影響を及ぼす事をご存知ですか? コーヒーはダイエット効果もあり健康にも良いという説も確かにあります。しかし反対にデメリットもあるという事を知って、自分の身体に悪影響を与えない程度に楽しみたいですよね。 嗜好品としてのコーヒーを楽しむためにも、ぜひ悪影響も知っておいてください。

口臭の原因になる

コーヒーには口臭予防効果があると言われますが、時間がたつことによって口臭の原因にもなり得ます。 コーヒーの成分である「タンニン」や「クロロゲン酸」が舌に付着すると、口腔内のph値を下げて酸性になりますが、これによって唾液の分泌が抑えられてしまうので、本来は唾液で抑制されている口臭の元やコーヒーの悪臭が口の中に残り、悪臭となって体外に排出されます。 特に朝食をとらずに缶コーヒーで済ます人は要注意でしょう。

予防法としては、コーヒーと一緒に何かを食べるか、コーヒーを飲んだ後にうがいをしたり、舌に付着した成分を取り除いたりする事でかなり軽減されます。

胃に悪い

コーヒーに含まれるカフェインは、胃を刺激して胃液の分泌を促進する働きがありますが、1日2,3杯程度なら問題はないと言われています。しかし空腹時のコーヒーに関しては胃酸の分泌が増えて、胃の粘膜に悪影響を与えるので、胃潰瘍の原因となる可能性も考えられるでしょう。

朝起きた時のコーヒーとタバコがやめられないという人は多いですが、同じ理由でタバコも胃に悪影響を与えるので、健康的な事を考えると何か他のモノに切り替えるのがおすすめです。

貧血が悪化する

特に女性に多く見られる「貧血」の症状ですが、コーヒーは貧血を引き起こす原因になるとも言われています。 コーヒーに含まれる「タンニン」は鉄分と結合するので、体内で鉄分を吸収する妨げになります。それによって鉄分が不足して貧血の症状が出る場合もあるので、貧血が気になるという方は食事前1時間以内のコーヒーは控えた方が良いでしょう。

朝は血圧が低くなっている事もあり貧血にもなりやすいので、どうしても飲みたいという方は、朝食を済ませてからの方が安心ですね。 またインスタントではなくレギュラーコーヒーなら貧血にも良いという説もあるので、忙しくてもひと手間かけてコーヒーを楽しむのも良いでしょう 。

冷え性にも要注意

西洋医学的に言うとコーヒーには利尿作用があるので、体温が外に逃げてしまう事が体を冷やす原因になると言われます。また東洋医学的に言ってもコーヒーや緑茶は陰性の飲み物、つまり体を冷やす飲み物とされています。 しかしカフェインには代謝を上げる作用があるので、体温が上がるという説もあり、一概には冷え性を助長するとは言い切れません。

カフェインには交感神経を刺激する作用がある事も踏まえると、ストレスが溜まっている方や疲れ気味の方は必要以上に交感神経が高まるので、体調が万全の時なら朝コーヒーによる悪影響も少ないと言えるでしょう。

質の良い睡眠を妨げる

カフェインは一度体内に入ると、体外に排出されるまでにかなりの時間がかかります。 例えば毎朝8時頃にコーヒーを飲む習慣がある人は、約25%のカフェインが12時間後の夜8時になっても体内に残っていると言えます。となれば夜寝る時になかなか寝付けないのはカフェインが関係している可能性もあると考えられますよね。

1日の疲れを回復させるためには、深い眠りであるレム睡眠が必要です。睡眠不足はストレスの原因となり、美容や健康面でも悪影響を与えるので、毎日寝起きがスッキリしないという方はコーヒーを控えてみるのも改善策の1つでしょう。

朝コーヒーは飲み方を工夫するべし!

いかがでしたでしょうか? 朝コーヒーには身体にとって意外な悪影響を及ぼしているようですね。 とは言え…コーヒー党の方にとって朝コーヒーはやめられない1杯でもあるので、飲む時間帯を変えたり、最近は人気のデカフェというカフェインレスコーヒーを利用したりしてみるのもおすすめですよ。

コーヒーの無い生活でストレスが溜まらないように、飲み方を工夫してみましょう。