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ドレスアップの天敵!背中ニキビの原因・対処法

ドレスアップの天敵!背中ニキビの原因・対処法
なかなか目の届かないところなだけに、ある日突然の違和感やかゆみで気付く背中のニキビ。 プールや海に行けない、温泉に行けない、ドレスアップしてもなんだか背中が気になる。デートやおしゃれの天敵、背中ニキビはどうしてできるのでしょう? この背中ニキビ、若い頃にできていた顔のニキビとは少々性質の違うニキビのようです。

背中ニキビはどうしてできるの?

若い頃はニキビが無かったのに、20代、30代になってニキビに悩まされるという人が多いようです。それも顔ではなく背中という目の届きにくいところ。 若い頃のニキビは思春期のホルモンが大いに影響すると言われ、アクネ菌によって悪化します。一方背中のニキビもホルモンが影響してきますが、その原因は生活環境やストレスなどが影響し、その影響でホルモンバランスが乱れるという悪循環からのようです。 また、背中にできるニキビはアクネ菌で悪化することはあまりなく、マラセチア真菌というカビの一種が増殖することによって炎症を起こします。このマラセチア真菌はアクネ菌に比べると比較的痛みやかゆみが無いのが特徴と言われています。そういうこともあって、気付いたらいつの間にか背中ニキビができているということがあるようです。 アクネ菌との共通点もあり、皮脂の多いところ、湿っているところを好みますので、オイリー肌の方は注意が必要です。

背中ニキビの対処法1~生活を見直そう

ホルモンバランスの乱れは、生活環境や自律神経の乱れからやってきます。ストレスも同じです。 睡眠時間は肌が生まれ変わると言われる午後10時~午前2時のゴールデンタイムに取るようにする。 食生活は脂っこいものやジャンクフードをひかえ、脂肪を燃焼させるのに欠かせないビタミンB2、ストレスに対抗でき美肌づくりに欠かせないビタミンCを多く摂るようにする、というふうに、自分の生活を見直してみましょう。 また、タバコはビタミンCを大量に消費してしまいますので、禁煙や喫煙の機会を減らすこともニキビができにくくなる体質をつくるひとつの方法です。

背中ニキビの対処法2~お風呂できれいに

背中ニキビが治りにくいのは皮脂腺の数が多いということも理由のひとつです。 お風呂に入って身体を洗うことの大切さは、この皮脂腺の汚れを落とすことなのですが、洗い残しがあって皮脂腺の汚れが取れなかったり、シャンプーやリンスで皮脂腺に界面活性剤が入ったままということがありますので、なるべくシャンプーをした後に、身体を洗うように心がけましょう。また、長い髪の毛の人は背中に髪の毛がつかないような状態で洗髪をすることをおすすめします。

背中ニキビの対処法3~ひどい時は迷わず病院へ

自分で色々と対処をしてみてもなかなか良くならない場合は、炎症が進んでいる証拠です。マラセチア真菌は頭皮で増殖すると、脱毛症を引き起こすこともありますので迷わず病院へ行きましょう。 皮膚科での治療法としては、内服薬(抗生剤やビタミンの処方)の処方、塗り薬の処方、ピーリングやレーザーなどがあります。背中ニキビの原因であるマラセチア真菌の増殖を抑える抗真菌薬での治療を行えば数カ月で治癒をすることが多いです。 また、美容皮膚科ではホルモンバランスを整え、ニキビにできにくい体質に変えていくために低用量ピルを服用するという治療方法もとられています。 背中ニキビは顔にできるニキビ同様、菌は違っても皮脂や湿気を好むので、原因であるマラセチア真菌を増殖させない清潔な皮膚環境をつくる。また自律神経の乱れを作らないために正しい睡眠時間、食生活で生活環境を整えるようにしましょう。 背中ニキビが無くなれば、すっきりとした美しい背中で、自身を持ったオトナのふるまいができます。さあ、今すぐ鏡で自分の背中をチェックしてみましょう!