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自分に自信が持てなくなったときに立ち直る方法  

自分に自信が持てなくなったときに立ち直る方法    
失敗や人の批判を受けて、自分に自信が持てなくなることがあります。 そうしたときに、単なる過信、ニセモノの自信がなくなるのは、いい面もあります。しかし、それで、自暴自棄になり、夢や、夢に至るための努力を放棄するようでは、元も子もありませんね。 自分に自信が持てなくなった時に立ち直る方法を紹介します。

人から褒められたことを思い出す

自分に自信が持てなくなったときに立ち直るには、「人から褒められた時のこと」を思い出すとよいです。自信を喪失したとき、自分を否定する材料ばかりを見つめていませんか?

自分に自信が持てなくなったとき、人は、ネガティブな見方にとらわれています。しかし、それは、一面的な見方でしかないことも多いもの。そこで、自分にとって良い材料を持ち出すことでバランスをとるのです。

いいほうにも悪いほうにも考えすぎなのが、私たちです。しかし、極端な見方にとらわれていては、正しい判断はできません。 自分の自信を裏打ちするような、人からの言葉や賞賛はこれまでになかったでしょうか?

自分を励まし、褒めてくれた、その言葉を思い出し、できたら書き出し、そいれにしばし浸ってみましょう。こういうとき、多少は自分に甘くあってもいいのではないでしょうか。

自分の「努力の跡」を確認する

2つめに、褒められたことにも似てますが、自分自身が重ねてきた、客観的な努力の量や時間を見つめ直すことも有効です。 使ってきたノートや日記があれば、そのノートを読み返してみる。

ぼろぼろになったスポーツの道具を取り出してみてみる。そしてそばに置いておきましょう。

そうした努力の積み重ねが存在したこと自体は、誰もひっくり返すことはできません。そして、その努力の日々があったことを、自分自身は知っているはずです。 「自信の根拠」を思い起こしましょう。 もし、そうした努力の過去が見つからないならば、失った「自信」は、なくなっても仕方のないニセモノの自信だったのかもしれません。本当の自信を培うべく、努力を開始すべきです。

教訓をつかんだら、さらっと流しさる

3つめに、自信を失ったきっかけの出来事を見つめて、そこから教訓を学ぶことです。

自信を失ったきっかけはなんでしょうか? なにかの失敗、または人からの言葉、あるいはネットでの誹謗中傷でしょうか?

自分の周りで起きることは、どのようなものであっても、そこからなんらかの教訓を得ることはできるといいます。  単に自信を失って終わりではなく、冷静に、それが何を自分に教えようとしているか、一度は考え、教訓をつかみましょう。  失敗の事実や、人の批判があったこと、が重要なのではありません。そこから何をつかむかです。

失敗からも学び、自分の糧とできる人は強いですね。 「ああ、これを教えてくれたんだな、ありがたいな」と思えたら、もう達人の域に入っているかもしれませんね。  そして、教訓をつかんだら、ものその事実については、くよくよ考えすぎるべきではありません。残すべきは教訓であり、今後より成功するための知恵です。過去ではなく未来について計画しましょう。

あえてスルーする

一方で、人の意見や、外野の声は、聞きすぎないことも大事です。成功すればするほど、立場があがればあがるほど、それをやっかむ人も出てきます。総理大臣ともなれば、毎日、テレビや新聞で悪口を言われ放題です。正当な批判もあるでしょうが、それこそ、山のような批判がつみかさなります。いちいちそれらを気にしていたら、とても体や精神が持ちません。そうした悪口や自分を否定する言動も、軽く受け流す、あるいは右から左にスルーするぐらいであってもよいのではないでしょうか?やっかみや、場合によっては嫉妬も、ないまざったものもあるでしょう。

もし本当に、聞くべきことがあれば、そのときは、静かにその内容を取り込み、自分の指針にすればいいのです。

意図的に、スルーすることが大事です。失敗もそうです。重く受け止めすぎないことも必要です。 野球の打率は、いくら上位でも、3割後半です。裏返せば、10回に6回や7回も、打ち損じているのです。もし、そうした凡打のことをいちいち気にしていたら、きついでしょう。 次は、ヒットを打つことを目指す、そうした思考をしているはずです。  気にしすぎないことです。

自分もまんざらでもないという静かな自信を目指す

人との比較はやめましょう。 なにごとにも、自分より優れた人というのは見つかるものです。そうした人を見た時に、自信が揺らぎ、無力感にさいなまれることもあります。

しかし、そうしたときに、本当に考えるべきは、それでもその対象に情熱を感じるかどうかです。 本音ベースで、その道に情熱を感じるのであれば、自分より優れた人との比較はやめましょう。

自分自身が納得するパフォーマンスを目指して、努力するのみです。 関心領域が同じでも、個性は違います。バックボーンも違います。必ず味付けは変わります。 自分自身の咲かせるべき花を咲かせればいいのです。

どのような花も、世界には必要です。自分も「まんざらでもない」はずです。 。

まとめ

以上、自信を取り戻す方法を考えてみました。 取り戻すのは、ぎらぎらとした、つくられた自信、ニセモノの自信ではなく、本物の自信であるべいです。  自分は自分、かけがえのない自分です。「まんざらでもない感」、言い換えれば、静かな自信を取り戻し、そして再び「努力」を開始したいですね。 参考になれば幸いです。