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金持ち・成功者が実践している節約テクニック  

金持ち・成功者が実践している節約テクニック    
ある富豪が実践していた有名なルールがあります。 「1.損をするな 2.ルール1を忘れるな」人をおちょくったような内容ですが、これは著名な投資家、ウォーレン・バフェットが指針としていたルールです。 せっかく稼いでも「守り」が弱ければ、富は磨り減ってしまいます。登場しては消えていくニセモノたちは別として、本物の「お金持ち・成功者」の生活は意外に「地味」なもの。そうしたお金持ち・成功者たちの節約テクニックに学びましょう。

小金であっても関係ない。すべての出費に妥協なし。小金も決してムダにしない。

バフェットがテレビに出演したときのこと。使っているクレジットカードを問われ、「アメックスのブラック・カードを送ってもらったが、2年目以降は年会費がかかるので送り返し」、年間費無料のカードを使っていると明かしました。 バフェットの資産額からみたカードの年間費など、私たちのふところ感覚でいえば1円より小さい額かもしれません。しかし彼は決して妥協をしないのです。 「小金であろうが、一切の無駄金は使わない」

(例)スマホの通信費を見直す(同じ品質なら、MVNOを使う。ガラケーにする)。

(例)無駄な保険がないか見直す。備えるべきリスク、保証額をはっきりさせる。必要ないならやめる。

(例)外食ではなく弁当を用意する、コンビニではなくスーパーを利用する、など。

収入が増えても関係ない。他の誰かではなく、自分が満足するかで判断。見栄を張らない。

マイクロソフト創業者であり世界一の大富豪ビル・ゲイツの節約ぶりも有名です。会場であるホテルの駐車場が高いからと、他の駐車スペースを探し、会合に遅れそうになったこともありました。その値段は「12ドル」です。

収入が増えても、自分として納得しない出費はしない。そこに「見栄」はありません。 「人の目など気にしない。自分が本当に必要だと思う出費か点検する」

(例)今自分が使っているすべてのサービスについて、一つ下のサービスでも十分ではないか、あるいはやめられないかを検討する(子どもの学校は、本当に私立にする必要があるのか。住まい、車、ファッション、食事)、など。

価値が分からないものにお金は使わない。お金を使うときは調べる手間を厭わない。

バフェットは、投資対象の本当の価値を知るために、徹底的に調査を行い、めがねにかなった企業のみに投資します。 買う前に、必ずひと手間かけて調べ、よく分からないものにはお金を使わない。 ひと手間をかける習慣は、思わぬ失敗から身を守ってくれます。

「お金を使うのは、ひと手間かけて調べてから」

(例)買おうと考えているものについて、本当に「分かった」といえるところまで調べる。比較対象についても調べる、など。

衝動買いはしない。長期的視点を持ち、安いときに買う

石油王のJ.ポール・ゲティは、「麦わら帽子を秋に買う」と語っています。必要だと判断したものであっても、すぐ買わないのです。長期的視点を持ち、計画的に購入すれば、必要なものを安く入手することができます。

我慢する力も必要になります。 「購入のタイミングを考え、安く入手する」

(例)買うとを決めたものでも、ネットで過去や現在の価格を調べ、買うタイミングを見極める(洋服も、普遍性のあるデザインを、オフシーズンに買う)。

(例)長持ちするものは、まとめ買いをして安くすませる、など。  

節約してどうするの? 

浮かせたお金を価値あるものにまわす。お金の使い先を明確にする。日比谷公園をつくった本多静六博士は、四分の一天引き法を実践し、大学教授でありながら、大きな資産を築きました。これは、安心して好きな研究、著述を行うために不労所得が必要だと決心していたからです。

明確な使い道があるから、節約ができる面があります。 「節約して、そのお金を何にまわすか明確にする」

(例)お金の使い道を決めておく

(例)複利の力を知り、節約したお金を種銭にまわす、など。

まとめ

アメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリンも、勤勉と「倹約」の大切さを強調しています。 お金持ちや成功者の「節約」の姿勢・テクニックに学び、彼らの仲間入りを目指したいですね。

参考文献 「スティーブ・ジョブズvsビル・ゲイツ: 二大カリスマCEOの仕事力」(竹内一正) 「実践! 億万長者入門」(ロバート・アレン)