スマホを急速充電させる方法（※充電器の選び方に注意する）
販売している充電器やケーブルには「急速充電対応」と書かれた製品がありますが、何をもって急速充電しているのか分からないまま購入している方が多いです。
スマホの急速充電には、例えば「30分以内に満充電」などの明確な定義はなく、スマホ端末が持つ充電速度を最大限に活かすことができれば急速充電と呼ぶことが可能です。急速充電を実現させるにはお手持ちの機種に対応した規格のものを選ぶ必要があります。
スマホを急速充電させるために大切なのは以下の2点です。
- 急速充電規格に対応したものを選ぶ
- 持っているスマホに対応するものを選ぶ
急速充電規格（USB PD/Quick Charge）に対応したものを選ぶ
先ほど急速充電規格に対応したものを選ぶ必要があるという話をしましたが、この規格には「USB PD」と「Quick Charge」の2種類があります。
・USB PD
USB PDは「Universal Serial Bus Power Delivery」の略称で、USBを使用して最大100Wの電力を送ることができる電源供給の規格です。
一般的なmicroUSBやLightingケーブルなどの規格では2.5Wから7.5W程度の充電が可能でしたが、タブレット端末やノートパソコンなど、膨大な電力を必要とする機器にも対応した電力供給が必要とされたため開発されました。
・Quick Charge
Quick ChargeはアメリカのQUALCOMMという会社が開発したスマホ、タブレットの急速充電を可能にした規格です。従来の充電器よりも大きい電圧を使用することで、急速充電を実現させました。
このQuick Chargeに対応している機器であれば、電圧を調節することができるので、使用する端末に合わせた充電が可能です。
持っているスマホに対応するものを選ぶ
時間がないときでも急速充電器を使えばあっという間に充電ができて便利です。しかし持っているスマホに対応している規格でないと急速充電器本来の力を発揮できず、充電速度が遅いなどのデメリットが出てきてしまいます。
急速充電器を購入する際は、必ず自身のスマホに対応しているかどうかをチェックするようにしましょう。
スマホでおすすめの急速充電器を5つ紹介します
まずはスマホに使用できるおすすめの急速充電器をご紹介します。
複数のポートで同時充電が可能なものや、モバイルバッテリーとして持ち運びができるものまで種類はさまざまなので、お持ちのスマホと用途にあった急速充電器を探してみてください。
【Anker】PowerCore 10000（１ポート搭載）※モバイルバッテリーにもなる
価格：2,999円
対応端末：iPhone , iPad , Android各種, Bluetoothイヤホン
特徴：10,000mAhという大容量ながらも細く軽量化されたデザインで、持ち運びもラクラク。スマホなら2回、タブレットなら1回以上の充電が可能です。18ヶ月保証とカスタマーサポートが付いているので、万が一のときも安心して利用ができます。※Quick Chargeには未対応です
【AUKEY】USB充電器（２ポート搭載）
価格：999円
対応端末：iPhone、iPad、iPod、Huawei、Kindle、スマートフォン、携帯電話は、ＭＰ4players、ゲーム装置、デジタルオーディオ用 スピーカーとワイヤレスオーディオレシーバーなどのデバイス、Google Nexus Tablet、 Samsung Galaxy Tabや他のデジタル機器など
特徴：接続した端末の電流に自動調節するので最適な電流を提供することができます。コンセント部分は折りたたみが可能。カバンに入れて外出先にも持ち運びやすいのは嬉しい仕様です。回路の保護システムによって過電圧や過電流、過熱などのトラブルを防ぐことができます。
【Anker】PowerPort4（4ポート搭載）
価格：2,499円
対応端末：Apple製品/Androidスマートフォン、タブレット (Nexus 7を含む)/その他USB充電機器
特徴：端末を4つまで同時に充電できる4ポートながらも、商品サイズはUSB充電器の中でも最小クラス。100～240Vに対応しているので海外のコンセントでも使用することができます。18ヶ月保証とカスタマーサポート付き。
【Oodvj】USB充電器 ACアダプター QC3.0（3ポート搭載）
価格：1,399円
対応端末：iPhone/iPad/Android/TypeC/ゲームその他のUSB機器
特徴：通常の充電器のおよそ4倍のはやさで充電が可能。回線保護システムによって過電圧、過電流、過熱などのトラブル防止機能付きです。100～240Vなので海外でも使用することができます。
【Anker】PowerDrive2 USBカーチャージャー（2ポート搭載）
対応端末：Apple製品/Androidスマートフォン、タブレット (Nexus 7を含む)/IQOS/その他USB機器 ※Quick Charge非対応
特徴：業界最小クラスの大きさで持ち運びに便利です。LEDライトを搭載していて、シガーソケットに差し込むと淡い色で光るので暗い車内でも簡単に見つけることができます。18ヶ月保証とカスタマーサポート付き。
【QIワイヤレス版】スマホでおすすめの急速充電器を3つ紹介します
Qi（チー）とはワイヤレス給電の国際標準規格です。Qiに対応しているスマホであればケーブルを直接繋がなくても充電することができます。
従来の充電器よりもさらに手軽になったQiワイヤレス充電器をご紹介します。
【RAVPower】Qi急速ワイヤレス充電器
対応端末：Apple：iPhone Xs / Xs Max / X / XR / 8 / 8 Plus
SAMSUNG：S8 / S8+ / S9 / S9+ / Note 5 / Note 6 / Note 7 / Note 8 / S6 / S6 Edge / S6 Edge+ / S6 G9209 / S6 Active / S7 / S7 Edge / S7 Active / SM-W2017 / SM-W2018
KDDI：TORQUE G03
Google：Nexus 4 / 5 / 6 / 7
Sony：Xperia Z4v / XZ2
その他：ASUS PadFone S、Datalogic Joya Touch A6、GIONEE M7Plus、HUAWEI PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate RS、Kyocera DuraForce PRO、LG G2 / G3 / G6 / G6+ / V30 / V30s THINQ、Motorola Droid Turbo / Droid Turbo2、NOKIA 7Plus / 8 Sirocco / Lumia 820 / 830 / 920 / 925 / 928 / 929 / 930 / 1020 / 1520、RICHTEK TORQE Mobile Phone、Xiaomi MIX 2S、ZTE T84 / T85
特徴：独自技術によって全てのQi対応機種で使用することができます。角度が付いて見やすく、充電しながら動画やゲームをプレイすることが可能。滑り止めのゴムを使用しているので滑り落ちてしまう心配もありません。
【Anker】PowerPort Wireless 5 Pad (第2世代 Qi ワイヤレス充電器)
価格：2,299円
対応端末：Apple製端末：iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X; Samsung製端末：Galaxy S9、Galaxy S9+、Galaxy Note 8、Galaxy S8、Galaxy S8+、Galaxy S7 edge、Galaxy S7; その他Android端末：Qiなどのワイヤレス充電に対応する機器
特徴：パッド型のワイヤレス充電器。使用状況によって異なりますが、Ankerが販売している従来の充電器よりも30分の時間短縮に成功しました。スマホケースを付けたままでも充電が可能です。
【Andobil】15Wワイヤレスチャージャー スマホワイヤレス充電器
価格：3,699円（2019/5/22セール価格）
対応端末：GalaxyS10/S10+ S9+ / S9 / S8 / S8+ / S7 edge / S7 / S6 edge+、Note 8、【7.5W出力】iPhone XS / XS Max / XR / X / 8 / 8 Plus、【通常充電】S6 / S6 edge、G7 / V30 / V35/Sony xperia xz2/xz3 /※急速充電モードを使用する場合、Quick Charge 2.0/3.0対応急速充電器
特徴：圧倒的な充電速度を誇るAndobilのワイヤレス充電器は15Wの入力による急速充電が可能。充電開始すると通電LEDライトが点灯するので視覚的にわかりやすくなっています。24ヶ月品質保証＆終身サービス付き。
充電器におすすめのケーブルを紹介します
従来のケーブルを買い替える必要はありませんが、使用しているうちに劣化や断線をしてしまったり、複数本の所有を希望した際におすすめのケーブルをご紹介します。
急速充電に対応しているケーブルや耐久性の高いケーブルなど自分に合ったものを選びましょう。
【Amazonベーシック】MicroUSB – USB-Aケーブル
価格：476～500円
長さ：0.9m、1.8m
対応端末：Android携帯やタブレットの充電、ハードディスクやプリンタなどのPC周辺機器
特徴：最大480Mbpsの転送速度を誇るAオスとマイクロBコネクタを備えたUSBケーブル。小さめのデザインで狭い場所でも邪魔することなく使用が可能です。長さもさまざまで、用途に合ったUSBケーブルを選ぶことができます。
【Anker】PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル
長さ：0.9m、1.8m
対応端末：Galaxy S8 / S8+、Google Pixel、Nexus 6P、Huawei MateBook、MacBook、MacBook Pro （13インチ、15インチ）、iPad Pro （2018, 11インチ）、MacBook Air（2018）
特徴：最大480Mbpsの転送速度で急速充電、同期が可能。外側がナイロンなのでケーブルが絡みづらく、また耐久力が高いので束にしたり折り曲げたりしてもすぐには壊れません。18ヶ月保証付き。
【Apple】USB-C – Lightningケーブル
価格：1,846～3,907円
長さ：1m、2m
対応端末：iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone SE、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5、iPad Air（第3世代）、iPad mini（第5世代）、iPad Pro（10.5インチ）、iPad（第6世代）、iPad（第5世代）、iPad Pro（12.9インチ）（第2世代）、iPad Pro（12.9インチ）（第1世代）、iPad Pro（9.7インチ）、iPad mini 4、iPad mini 3、iPad mini 2、iPad mini（第1世代）、iPad Air 2、iPad Air（第1世代）、13インチ MacBook Air、11インチ MacBook Air、13インチ MacBook Pro、15インチ MacBook Pro、21.5インチiMac - Thunderbolt 3（USB-C）、21.5インチiMac - Thunderbolt 2、27インチiMac - Thunderbolt 3（USB-C）、27インチiMac - Thunderbolt 2、iMac Pro、Mac Pro、Mac Mini - Thunderbolt 3（USB-C）、Mac mini、iPod touch（第6世代）、iPod touch（第5世代）、iPod nano（第7世代）
特徴：Apple純正のLightningケーブルです。リバーシブルデザインなので表裏どちらの向きから差し込んでも充電することができます。
【Rampow】USB Type C ケーブル
価格：699～1,099円
長さ：1m、2m
対応端末：タイプcと示すアンドロイド機種全て。Sony Xperia XZ/XZ2、Huawei P9/P10/Honor 9/8、Samsung Galaxy S9/S9+/S8/S8+/Note8、The New MacBook、LG G7/V30/V20/G6/G5、Motorola Moto X4/Z2、ZenPad、Nexus 5X/6P、Lenovo ZUK Z2 、ZenFone3など
特徴：5V/3Aまでの急速充電に対応。ナイロンで覆われたケーブルは7,000回以上の曲折テストに耐える丈夫な構造で保証期間は無期限の永久保証。無理な使い方をしない限り交換できるので一生使えるケーブルです。
緊急時に便利なモバイルバッテリー（乾電池式）
停電などの災害時にも使える電池式のモバイルバッテリーをご紹介します。電気が無くても使用できるほか、バッテリーの劣化による寿命もなく、軽量化によって普段から持ち運ぶこともできてとても便利です。
【パナソニック】スタンダードモデル K-KJ57MCC40
電池の本数：単三4本
対応端末：USB出力対応端末
特徴：付属の充電池は約2,100回の繰り返し使用が可能。USB出力ポートが付いていて、ケーブルを繋げばモバイルバッテリーやACアダプターとしての利用ができます。買い替え目安診断機能が搭載されています。
【富士通】USBモバイル急速充電器 FSC342FX-W(FX)T
価格：3,980円
電池の本数：単三4本
対応端末：USB-A出力対応端末
特徴：充電池を急速充電、スマホやタブレットへの給電、アルカリ電池も使用可能と一台三役を実現。充電と給電の切り替えをスイッチで行う必要があります。充電器の状況を赤、緑、青でお知らせしてくれるのでわかりやすいです。
まとめ
スマホで使えるおすすめの急速充電器をご紹介しました。急速充電器にもそれぞれのデバイスに対応した規格や、持ち運び用の他にも災害時に使える電池式などさまざまな種類があります。