環境を整える
集中力を発揮するためには身の回りの環境が非常に大切となります。
職場であればデスクの上が散らかって書類や資料がどこにあるのかわからない状態で集中しろと言っても無理な話ですよね。
同じように在宅勤務でも、仕事をする空間が整理整頓されていなかったらそれだけでも集中力が欠落する原因となるでしょう。
まれに散らかっていた方が仕事しやすいという人もいますが、本来人間は周囲の環境が整っていれば自然と集中できて効率的な行動がとれるようになります。
在宅勤務のメリットは自宅で好きな時に仕事ができる事ですが、まずは家の中を整理整頓して、仕事をする環境を整える事から始めると集中力もアップして効率が良くなるでしょう。
集中力が高まる時間帯がある!
人間の集中力が高まる時間帯があるのをご存知ですか? それは1日に2回訪れます。まずは朝起きてから3時間後ですが、起きた直後は脳が覚醒できず、活発になるためにある程度の時間は必要です。
個人差はあるものの大体3時間経てば脳がフル回転するようになり、その後2時間は集中力を維持できるので、6時に起きた場合は9時から11時が集中力のアップする時間帯でしょう。
その集中力が切れた2時間後に再び集中力がアップするので、先ほどの場合だと13時頃に2回目の集中力アップタイムが訪れます。
人間社会はよくできているモノで、このメカニズムを知ってか知らずか、ちゃんとランチタイムを挟んで集中できるようになっているんですね。
つまり在宅勤務であれば、雑用を集中力が高まる時間帯以外で済ませれば効率が良くなるという事です。急いで仕上げなければならない案件がある時は、一気にやろうとせず午前と午後に分けて行うのもテクニックでしょう。
自分が集中できる時間を知る
医学的言うと人が集中できる時間は約45分間だと言われているようですが、当然個人差はあり15分しか集中できない人もいれば2時間くらい平気で集中力が持続する人もいます。
ならば自分が集中できる時間を知って、在宅勤務を行う時間を決めるのも効率を良くする方法と言えます。
自分が集中できる時間を何日間かストップウォッチで計って確認してみましょう。 ただし集中力は疲労や精神状態によっても変動するので、なるべくフラットな状態の時の時間を参考にするのが良いですね。
集中力を高めるカラーを取り入れる
在宅勤務の場合は仕事をする場所や小物などを自分好みにチョイスできるのもメリットです。
どうせなら集中力を高めるカラーを取り入れて、集中力の事など意識せずに仕事をしたいですよね。
黄色は、目の網膜がその波長をとらえやすいカラーなので、目の焦点が一転に集中して脳が活性化されるので、集中力も高まるカラーだと言えます。
青も精神的にリラックスできるカラーで沈静効果が高いため、集中力を発揮できやすいカラーです。 テーブルクロスや仕事をするスペースに黄色や青のアイテムをそろえる事で集中力が高まるので、是非試してみましょう。
自分だけの集中力アップ法を決めておく
集中して仕事をしたい時に「さぁやるぞ!」という気持ちの切り替えをする事は効果的です。
言葉だけではなく、自分ならではの方法で集中力のスイッチを入れる行動をルーティーン化しておくと、より効果的になります。
例えばメジャーリーガーのイチロー選手は、バッターボックスで必ずバッドを立てて、バッド越しにピッチャーを見る行動をとりますが、これはイチロー選手なりの集中力の高め方であり、今では無意識のうちに行っている行動となっているのでしょう。
在宅勤務の場合は比較的自分なりの方法を取り入れやすい環境です。例えば自分の好きなコーヒー豆を挽いておいしいコーヒーを淹れる事で集中力を高めたり、
深呼吸やストレッチなどリラックス効果のある事をしてから仕事に取り組むようにしたりすると、それが気持ちの切り替わるスイッチの役割になり、自然と集中力がアップして持続にもつながりますよ。
在宅勤務ならではの集中力アップ法をうまく取り入れよう!
在宅勤務のメリットは、自分のペースで仕事ができる事です。 今回は時間が決められていたり自分用のデスクが用意されていたりするわけではなく、好きな時間にやりやすい場所で仕事ができる在宅勤務ならではの集中力アップ法をご紹介しました。
集中力が続かないとお悩みの方は是非試してみて、自分に合った集中力アップの方法を見つけてみてくださいね。