体内時計が狂う
昼間はもちろん、寝る前までベッドでスマホを見ている人も多いようですが、これこそが美容の大敵とも言える習慣です。
スマホの光を浴びる事によって、質の良い睡眠を促す「メラトニン」というホルモンの分泌が妨げられたり、脳が覚醒してしまったりという現象が起こるので、必然的に眠れなくなったり質の良い睡眠を確保できなくなってしまいます。
ご存知の通り睡眠不足は美容の大敵であり、健康的にも悪く、そのうえ肥満の原因にもなると言われれば、やめる方も多いのでは?
スマホを見る姿勢に問題あり
スマホを見たり触ったりする時に真正面を向いて姿勢良くしている人はまずいませんよね。
歩いていても電車の中でも目線が下に行くのでどうしても下を向いてしまいますし、中には首がほぼ直角に曲がっている方もいます。
多少でも顔を下に向ける事で、アゴに重心がかかり口の周りが下に引っ張られるのでたるみの原因となり、ほうれい線や二重アゴを引き起こします。
またどうしても猫背になってしまいますが、悪い姿勢でいると体内のリンパ液や血液、老廃物が停滞して、皮膚にハリを与える細胞に栄養が行き渡らなくなります。
その結果皮膚が重力に逆らえず、たるみやむくみといった現象が起こるでしょう。さらに新陳代謝も悪くなるので、なかなか痩せにくい体質にもなってしまいます。
良い姿勢でスマホを見る癖がついていないので多少違和感があるかもしれませんが、美容のためだと言い聞かせて実践しましょう。
眼精疲労によるシワの増加
スマホを見る機会が多ければ多いほど眼は疲れます。その眼精疲労が目元のシワを増やし、より深くしている事をご存知ですか?
化粧品会社の「POLA」が行った「美容と目に関する調査」によると、眼精疲労や体の疲れ、肩こりを普段感じている人と、そうでない人に分けて目尻のシワを計測したら、疲れを感じている人の方がよりシワが深く、その差は見た目でいうと2~3歳程違いが出る事がわかりました。
眼が疲れているとどうしてもしかめ面になったり眼を押さえたりしますが、それが直接しわの原因となります。
仕事でパソコンを使用している人は特に、仕事以外で目を酷使するスマホを控えた方が良いかもしれませんね。
筋肉の緊張 スマホをいじっている時は、大抵の人が同じような姿勢のまま動かない事が多いですよね。
何十分もそのままの姿勢でいると、ふと前を向いた時に首が痛かったりしますが、これは体中の筋肉が硬くなってしまったからなんです。
筋肉は身体が動くのと同時に伸縮するので、動かない状態が続くと硬くなってしまいます。
寝ている時は寝返りを打つことで筋肉がほぐれますが、狭いベッドで寝がえりが打てない状態で寝ると朝起きた時に身体に痛みやコリを感じるのはそのせいなんですね。
筋肉が緊張すると血液循環が悪くなり、体内にスムーズに栄養が行き渡らなくなるので、老廃物が溜まりやすくなり肌に悪影響を及ぼすと言えるでしょう。
スマホ依存症の恐ろしさ
今や世界中で問題にもなっている「スマホ依存症」が人の脳に与える影響は、アルコール中毒や薬物中毒と同じほどだという研究結果も出ているようです。
ご紹介したような美容に及ぼす悪影響の他にも、うつ病などの精神的疾患の原因にもなり、周囲との人間関係を悪化させる可能性もあるでしょう。
もちろん意識的にスマホに頼らない生活をしてみたり、ガラケーに代えてみたりする解消法はありますが、根本的な原因として考えられる「日々のストレス」の原因を突き止めて発散するのもスマホ依存症から抜け出す方法です。
スマホ依存症だという自覚がある方は、美容のためにも健康のためにも何らかの対策を試みる必要があるでしょう。
スマホを上手に使いこなすようになる!
携帯電話は日々進化を遂げて、今やパソコンと変わらない機能を持つスマホが主流となりました。
スマホ自体は決して害があるモノではなく、使い方さえ考えればより豊かな生活になる事は間違いありません。
せっかくの便利なハイテク機器であるスマホに使われるのではなく、良い所と悪い所を理解した上で上手く使いこなすようにしましょう。