スマホ依存症を解消する方法
対処療法は、いくつも考えられます。スマホを「遠ざける」「視界におかない」「電源を切る」など。 しかし、他の依存症と同様に、本人がそこからの脱却に強い必要性を感じていなければ、すぐ元通りになってしまいます。「スマホ依存症」を「根本的」に解消する方法を考えてみましょう。
スマホ依存症により「失っているもの」に気づくこと
まずは「弊害」を知ることです。アルコール依存だと、健康や金銭、あるいは人間関係などを損ないますが、「スマホ依存」によって「失うもの」は何でしょうか? 人間関係が壊れることもあるかもしれませんが、やはり一番最たるものは「時間」ではないでしょうか。人生で最も貴重なものである「時間」を浪費するというとても大きな「弊害」があるのです。
スマホに向き合う時間を投入していたら、実現できていたことが数多くある。もし、あなたが今の人生に満足していないとしたら、大げさでもなんでもなく、「スマホ」に時間を取られていることが原因の可能性も高いのです。
その時間があったら、これをやりたいというものを明確にしておくこと
スマホにおぼれる時間が、1日に2時間あるとしたら、1年あれば、なんと700時間超です。この700時間で、やりたいというものを明確にしましょう。 700時間もあれば、たいがいのことは実現できます。その時間を学びに使い、特定分野に詳しくなれば、専門家としてなにがしかの収入を得ることも十分できるでしょう。 逆に言えば、スマホ依存によって、それだけのロスが現に生まれているのです。
個別アプリへの依存に気づく
スマホ依存症脱却の意志が本気になったら、スマホ依存状態を、より客観的に分析しましょう。 スマホ依存症も、結局は、特定アプリへの依存症であることが多いもの。多いのはやはりツイッター、LINE、Facebookなどのソーシャルメディアへの依存症でしょうか。 またYouTubeを見ている時間が膨らんでいる人や、ヤフオク!やメルカリなどに時間を取られている方も多いかもしれません。自分が何に時間をとられ、スマホが手放せなくなっているが、その実態を把握しましょう。
アプリを「捨てる」
そして、いよいよ作業にとりかかりましょう。スマホを捨てることは難しく、極端でしょうから、まずは時間を奪っているアプリを「捨てる」のです。もちろん、使用頻度の低い、「使わない」アプリを捨てるところから始めてもいいでしょう。 しかし、依存症脱却のために提案したいのは、むしろ、よく使うアプリです。 それがないと人生に行き詰るような大事なアプリでしょうか? しょっちゅう使っているが、よく考えてみると時間のムダかなと感じるアプリがあれば、それこそ捨てるべきアプリなのです。
タイミングとしては、時間を浪費をしムダだったなと「後悔」したとき、自分に嫌気がさしたときが、そのアプリを削除すべきチャンスだといえます。思い切ってそのアプリと「縁を切る」のです。
生み出した時間を、自分も楽しく、心から有益だと思うものに回すこと
よく使っていたアプリをアンインストールすることで、手持ち無沙汰になるかもしれませんが、それこそまさに時間が生まれたということです。そのときに、違うアプリをインストールするのではなく、自分が有益だと思う活動に間髪をおかず、時間を投入しましょう。
有益であるとともに、楽しめるとなおいいですね。こうしてスマホ依存から脱却した充実感を味わいましょう。 まとめ スマホはテレビと同様に、便利な「ツール」です。しかし、そのツールに振り回されて、自分の目標や夢が実現できないようでは、本末転倒も甚だしいですね。上手にツールを活用し、さまざまな目標を実現したいですね。