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自分らしく生きている人に共通する特徴  

自分らしく生きている人に共通する特徴    
人は、「自分らしく生きている人」にあこがれるもの。しかし、「ああなりたい」と思いながら、気づけば周りの人の意見や、人にどう見られるかを気にしている自分を発見することがありませんか? どうすればそうなれるのか、「自分らしく生きている人に共通する特徴」を学んでみましょう。

基本がしっかりしている

自分らしく生きている人は、基本がしっかりしています。 サッカー元日本代表の遠藤保仁選手は、その著書「自然体」のなかで、「止めて、蹴る」というサッカーの基本の大切さを述べています。遠藤選手自身、とても自然体で、自分らしく生きている方に見えますが、その背景には、そうした基本スキルの「異常」な高さがあります。 基礎ができてない人は、ちょっとしたことでつまずき、ぐらつきます。 「基本」あってこその、自分らしさです。たいがいのことを乗り越える力を持っている人だけが、自分らしく生きることができるのです。

武器をつくっている

評論家の渡部昇一氏は、多くの著書を出し言論を発信していますが、もともとは英語が専門です。 渡部昇一氏によれば、本業で実績を出しておくことが、自由に(言論)活動をするもといになるとのこと。実際に氏は、30代のドイツ留学時に本業の英語学において、学問的な業績を残しており、それがその後の活躍の土台となっています。

組織の中でも、「実績」があれば、自由度や選択権は、大きくなるものです。 自分らしくあるためには、「実績」や、そのもとになる「武器」をつくりましょう。

時間の大切さを知り、時間を味方につけている

自分らしく生きている人は、「時間」を大切にするという特徴があります。 先ほどの「武器」をつくるためにも、一定の時間が必要です。自分の専門の分野に1000時間の時間投資をするとよいとよく言われます。1000時間を一定のジャンルの習得や訓練に使うことで、その実力は余人から抜き出ます。

時間を味方につけましょう。人生を形作るのは「時間」です。自分らしく生きる人は、「時間」を大切にしいます。

「自分」をよく知っている

メタ認知という言葉があります。これは「自分自身を知る」力のことです。自分らしく生きる人は、自分の価値観・興味をよく知っている人です。また、同時に自分自身の弱さや短所も知っている人です。  

人には、もって生まれた才能や強みに、明らかに違いがあります。後天的な努力も必要ですが、客観的に見れば、人には人それぞれの「分」がある、それが冷厳な事実です。  自分らしく生きる人は、この自分の「分」というものを知り、それを受け入れています。人の人生を生きる必要はないのです。自分の花と、違う花を咲かせる必要はないのです。

自分にあった立場でよしとしている。欲をかかない

自分らしく生きている人は、自分という花がもっとも咲くにふさわしい場所を選びます。組織に属する場合もあるし、独立する場合もあるでしょう。 遠藤保仁選手はボランチのポジションを選びました。華々しく得点をとるFW役やMF役も必要ですし、ゴールを死守するGK(ゴールキーパー)も必要です。 自分らしく生きている人は、他の人をうらやみません。自分探しの旅に出ることもありません。自分の庭の素晴らしさを知っているからです。

孤独に強い

自分らしく生きている人は、「孤独」に強い人でもあります。自分らしくあろうとすると、必然的に他の人とは違う面が強調され、摩擦のようなものが起きることも事実あります。自分らしくあり続けるためには、「孤独」を恐れてはなりません。

お金の大切さも知っている

そして、最後に、自分らしく生き続けるには、やはり金銭的な確立は不可欠です。 「恒産なきものは恒心なし」と「孟子」にありますが、生活の安定がなければ、心の安定もありません。自分らしく生きることもできなくなってしまいます。 お金を軽視すべきではありません。収入源を確保し、自由を守りましょう。

自己信頼―まとめ

自分らしく生きている人に共通する特徴の最後は「自己信頼」や「信念」でしょう。 「自己への信頼こそ成功の秘訣である―」エマソンの言葉です。

最後は、自分自身の信念であり、覚悟が自分らしく生きることを可能にするのです。 自分らしく生きている人に学び、成功したいものですね。