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お金持ちになれる人、なれない人の違い

お金持ちになれる人、なれない人の違い

これはなかなか難しい問題で、お金持ちになれる人に、それこそなれる方法が分かるのだったら、皆がそれをすればいいわけですが、ここではその方法論ではなくて、どんなタイプの人間がお金持ちになれる人で、反対にどんなタイプがなれないのかを見て行きます。

これは、まさに正反対のことなので、なれる人のタイプを挙げれば、なれない人はその反対のタイプということになります。

お金持ちになれる人、なれない人の違い― ①情報感度。

黙って家にいてお金持ちになれるのだったら、こんないいことはありません。それでうまくいくのであれば、皆がそうするに違いありません。つまり、座して待っていてもそんなことはあり得ないし、起こり得ないのです。

となれば動くしかありません。お金持ちになれる人は情報を大事にします。したがって、動くとはその情報を入手するための積極的な行動を意味しています。というのも、お金持ちになれる人は、情報が生み出す価値がお金に変換するとか、お金を増やすことに繋がることをよく知っていますから、情報に対して敏感になるのです。

例えば、ヤフーの検索で株式欄は当然として、経済とか、IT・化学欄を見るとか、日経のメールサービスを受けながら、世の中の動きをチェックし、少なくとも自分の範囲内でビックデータの活用法を確立するなど、情報感度を上げるための努力を出来る人が、お金持ちになれる人といっていいでしょう。

お金持ちになれる人、なれない人の違い― ②先見性。

これは①の情報感度にも関係があるのですが、お金持ちになれる人は先見性があります。ここで言う先見性は「チャンス×スピード」を伴ったものです。金融関係にしても事業にしても、投資のタイミングが大事です。そこに必要とされるのが先見性です。

つまり、新しい価値を生む視点がお金を生む視点に、変換させるセンスがあるかどうかが、お金持ちになれる道に繋がっています。

目の前にある情報を研ぎ澄まされた感度でものにした場合、それが経験に裏打ちされた視点の延長線上にあるのか、または、全く新しい視点を必要とするものなのか、情報感度に照らし合わせたセンスが必要となります。

それに先見性には成功体験からくる見通し力と、失敗から学んだ反省力の上に立って見識として発露されるもので、それを得るには意志力が重要になります。

先見性は大事な時点での判断力と決断力に繋がっていきます。

お金持ちになれる人、なれない人の違い― ③判断力と決断力。

情報感度から導かれた先見性を実現しなければ意味がありません。それには用意周到の判断力と、果敢なる決断力が欠かせません。当然のことながら、それらを行うにはタイミングが必要です。そのタイミングは、突然空から降ってくるものではありません。

お金持ちになれない人の欠点が浮き彫りになるのは、まさにこのポイントで、判断力を伴うことなく、決断力だけを果敢にしてしまいます。勝ち負けは時の運ではありません。負けるには負けるだけの理由があります。ということで、お金持ちになれる人にも理由がありますし、なれない人にもそれなりの理由があります。

チャンスを掴む、チャンスロスをしない、それの原点が判断力と決断力にあります。

お金持ちになれる人、なれない人の違い― ④リスク管理。

お金持ちになれる人はリスク管理を常に考えています。例えば、投資にはリスクが付きまといます。しかしながら、それをしなければ新しい価値を見出すことはできません。つまり、新しい価値の実現にはリスクを覚悟しなければならないことがあります。

といって、リスクを回避することばかり考えていたのでは、投資が投資でなくなる可能性があります。そこでリスク管理がポイントになります。

お金持ちになれる人は、データバンクから導き出されるパターン認識を、当該投資に当てはめて、リスク管理をします。

お金持ちになれる人、なれない人の違い― ⑤積み重ね。

お金持ちになれる人は一攫千金を狙うようなことはしません。簡単に大きく儲けようとはせずに、着実にコツコツと貯めることに主眼を置いています。ただし、判断力、決断力の項目でも言いましたが、ここぞという場合には躊躇わずに打って出ます。それも、過去の経験の積み重ねがあってのこと。そのことの重要さが分かっているので、データバンクに貯めています。

一方のお金持ちになれない人は、経験の積み重ねをデータバンクに貯めこんでいないので、積み重ね効果がまったく発揮されずに、その都度の対応と無理筋の坩堝に落ち込んでしまうのです。

そして無理筋の延長線上で、挽回するために一攫千金を狙うようになるため、悪循環の回転軸を回すようになります。

お金持ちになれる人、なれない人の違い― ⑥マインド。

お金持ちになれる人には余裕があります。一方のお金持ちになれない人は余裕のなさからか、金持ちに対してやきもちを焼いたり、妬みを持ったりします。そもそもスタートから、両者のマインドのあり方には違いがあります。

マインドの違いは態度の違いに如実に出てきます。例えば、お金持ちになれる人が堅実に成功体験を重ねるのを見て、運がいいからそうなっただけで、自分だって運が向いて来ればあいつには負けないみたいな、鬱屈した感覚で解決を図ろうとします。

それだけでなく、お金持ちになれる人は常に前向きな姿勢を保持して行くが、お金持ちなれない人は後ろ向きの姿勢がなせる業か、面倒なことに巻き込まれたくないと常に逃げ腰になっています。

そして最悪なのが、お金持ちになれない人は素直になれないことです。あること、ないこと、すべてを人のせいにして、精一杯やっているとの錯覚を正当化し、自分は悪くないという態度を採り続けます。

この態度をとり続ける限り、お金持ちになれない人は相変わらず、そのポジションを守ることになるのは間違いありません。

お金持ちになれる人、なれない人と、人生の中ではいろいろありますが、お金持ちになれる人は、必ずしも人間的に素晴らしい人と言うわけではありません。では、お金もちでない人はどうなのでしょうか。そう、彼らも、必ずしも人間的に素晴らしい人とは限らないのです。

つまり、人間的に云々する時は、お金持ちになれる人も、お金持ちになれない人も関係がないのです。素晴らしい人もいれば、そうでない人もいます。

あなたはどうでしょうか?お金持ちになれる人ですか?それとも、なれない人でしょうか?