まずは素直に失敗を受け入れる
仕事で失敗をして落ち込んだ時は、また同じ失敗をするのではないかという不安感もあるでしょう。
そんな不安を抱えたままにしておくと、落ち込んでしまった気持ちをいつまでも引きずる事になり、同じ失敗を繰り返してしまう原因にもなりかねません。それを回避するためには、失敗の原因を分析して自分の中に残っている不安を取り除く必要があります。
他人のせいにせず自分自身で素直に失敗を受け入れて、失敗の根本的な原因を分析して、新しい対策法を見つけ出す事で必ず次のステップに進めるはずです。
誰かに話を聞いてもらう
これは女性の場合は自然に実践できている対処法ですが、男性は悩んだり落ち込んだりした時に誰かに話すという事で解消する人は少ないと思います。
しかし、自分一人で落ち込んでいても答えが出ない場合は、誰かに話を聞いてもらうだけで自分の頭の中が整理できたり、思いもしなかった意見が聞けたりするモノですよ。友人でも恋人でも良いですが、ベストなのは信頼のおける上司ですね。
上司に話をする時は多少なりとも礼儀を重んじて話を頭の中で整理しやすいですし、同じ職場にいるだけに状況も把握できているので、的確なアドバイスも期待できるでしょう。
ただし「愚痴」になってしまわないように気を付けて下さい。あくまでも「これからどうするべきか」について相談をして、そこで背中を押してもらえたら気持ちもラクになりますよ。
いつまでも引きずるのは逆効果になる
失敗をした後に落ち込むのは当然ですし、落ち込まないとなればそれはそれで問題です。しかしいつまでもそれを引きずるのは、自分にとっても周りの人々にとっても悪影響を与えますし、仕事に対しての集中力やモチベーションにも影響してくるでしょう。
とは言え「忘れる」のではなく「気持ちを切り替える」努力をしてもう一度新たな気持ちで仕事に臨む事が大切です。人は何度やりそこなっても、「もういっぺん」の勇気を失わなければ、かならずものになる。
「経営の神様」と言われた松下幸之助氏がこう言っているように、どんな時でも「TRY AGAIN!」の精神を忘れないようにしましょう。
一旦仕事から離れてみる
ミスしたから仕事を辞めろという事ではありません。仕事で失敗をして落ち込んでいる場合、仕事場にいたり仕事の事ばかり考えていたら、自分を責めてばかりで悪循環になる場合があります。
そんな時は少しの時間でも良いので、自分がリラックスできる時間を設ける事で、気持ちがリセットができます。
美味しいコーヒーを飲みに行ったり、1人で思いっきりカラオケで歌うのも良いでしょう。自分の好きな事をして気分転換するのは仕事の効率を上げるテクニックでもありますが、落ち込んだ時にも非常に効果的です。心がスーッと軽くなってから再び失敗に向き合う事で、違う考え方ができるでしょう。
ピンチをチャンスに!
仕事で失敗をして落ち込む原因は「後悔」している場合が多いのですが、後悔しても先につながりませんよね。反省はするべきですが、後悔する必要はないんです。なぜならその失敗をした事により、沢山得る事があったからです。
なぜ失敗する結果になったのか?失敗しないようにするにはどうすれば良いのか?失敗した時はどうすれば良いのか?など、1つの失敗でいくつもの学びがあるに違いありません。
壁というのはできる人にしかやってこない。越えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。これは誰もがうらやむ成功者であるメジャーリーガーのイチロー選手の名言です。自分は「失敗をして学ぶべき人材」なのだとポジティブに考えるようにしましょう。
失敗から学べる自分になる!
いかがでしたでしょうか?「失敗は成功の元」です。
失敗した時に一時的に落ち込むのは仕方がありませんが、できるだけ早く気持ちの整理をつける事が一番大切なポイントです。失敗からは沢山学べる事があるはずなので、反省をしたらその後は気持ちを切り替えて、その失敗を活かせるようにするべきです。人それぞれ失敗で落ち込んだ時の乗り越え方は違うので、是非ご紹介したような対処法を参考にして自分に合った方法を見つける事から始めて下さいね。