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後でやろう、明日やろう!物事を先延ばしにするクセを改善する方法・コツ

後でやろう、明日やろう!物事を先延ばしにするクセを改善する方法・コツ
なぜ「先延ばし」してしまうのか?8月の終わりが近づくにつれ、子どもたちの「憂鬱」が始まります。 そうです、夏休みの宿題が終わっていない、その恐ろしい現実に直面し、そして誓います、来年こそは、夏休みに入ったらすぐやろう、と。こうした光景は、何も子どもたちにだけ起きることではなく、大小はありますが、私たち大人の世界でもしょっちゅう起きていることです。 「アリとキリギリス」では、やがてくる冬に備えるアリと、そうでないキリギリスの姿が描かれています。キリギリスの姿には、見積もり、見通しの「甘さ」や、先に起こるであろうことがわかっていない、もしくはわかりたくない、そうしたやがて訪れる現実からの「逃げ」があるとも指摘できますが、私たちが、今すべきことをきちんと行い、寒さと飢えの中で息絶える「キリギリス」にならないためにはどうしたらいいのでしょうか。先延ばしグセを改善し、ものごとを「すぐやる」にはどうしたらいいのでしょうか。

とにかく「5分間」だけやってみる

一つは、とにかく「5分間」だけやってみるということです。つべこべ言わずに、短い時間でいいので、そのことを「始める」ことです。 ものごとは、始めるのが一番難しいものです。しかし、いざ始めてみると5分間だけでなく「もう少しやってみようか」と思えるものですから、不思議です。 これは、物理の法則と同じで、物を動かす場合は、その動き出しにに一番力が必要です。動き出せば、その力は少なくてすみます。 5分でもいいので、とにかく始めることです。

こまかく分けて、やりやすいところからやる

ものごとを先送りしてしまう場合、その問題が大きく見えていることが多くあります。大量の夏休みの宿題も、それを一度にやろうとすれば大変ですから、「分けて」いけば処理できます。そのように小さく分けてみると、「やろう」と思えます。 本の執筆でもそうです。

著者は200~300ページを一度に書いているわけではありません。各章にわけ、小見出しをつくり、その小見出し一つ一つの文章を作り上げていっているのです。 ローマ帝国は「分割して統治せよ」という原則で、その広大な領土を支配しました。ものごとは細かく分けて処理することが大切です。

ご褒美を用意する

また古典的な方法ですが、自分に「ご褒美」を用意することは大変有効です。 馬ではないですが、鼻先にニンジンをぶらさげるわけです。 小さなご褒美でよいのです。ここまでやったら、おいしいコーヒーを飲む、ここまで行けば、観たかった映画を見る、そのように自分自身のモチベーションが「あがる」ものを用意しましょう。

形から入る

とにかく5分間やってみるということを紹介しましたが、それさえできない場合は、とにかく「形」から入るという方法もあります。 とりあえず「机に向かう」とか、とにかくノートパソコンを開く、そしてテキストエディターを起動する、あるいは、実際に声に出して「やるぞ」とやる気のあるふりをしてみる。すべきことの「形」をまね、やる気があり勤勉である「ふり」をすることです。不思議とやる気が出てきます。

環境整備 身の回りをシンプルにする

先送りしてばかりの場合、身の回りの仕事環境や生活空間も乱雑になっていることが多いものです。あれもやらなければ、これもやらなければと、意識が分散し、得てしてそういう時は、片付けもできていません。  

まずは環境整備から始めてみるのです。やるべきこと、やりたいことを、すべて紙に、一箇所に、書き出してみる。物理的にも、物を整理し捨てる。また時間面でも、自分が何に時間をとられているのかを記録し、無益な時間があれば思い切って「捨てる」。後悔したときがチャンスです。 環境整備をやってみることで、やるべきことが明確になり、集中することができます。

体力を鍛える 筋肉運動をする

また、運動不足が原因ではないかと考えてみるべきかもしれません。実行力が落ちているときは、得てして肉体的にも弱っていることが多いもの。積極的に自分の体を鍛えるということも取り入れたいものです。 「意志」の力は、日頃の身体の鍛錬に連動する面もあります。 運動もいざ始めてしまい、そして習慣になればラクに行えるもの。体を鍛えることも考えましょう。

まとめ

余裕を生むには「前倒し」を「自由」や「余裕」は、やるべきことを先にやる「前倒し」によって生まれるものです。 「やるべき」ことから「逃げた」としても、心のどこかで意識をしているもの。

その良心をごまかすために、散財をしたり、享楽に逃げてしまっては精神衛生上、決してよいことではありません。 「すぐやる」習慣を身につけたいですね。