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読書は楽しいだけじゃない?大人に読書を勧める4つの理由

読書は楽しいだけじゃない?大人に読書を勧める4つの理由
電子書籍という新しいコンテンツの登場で読書ブームになるかと思いきや、そんなことはありませんでしたね。まだまだ発展途上のコンテンツなので期待しつつも手を出さない人が多いのでしょうか。 とはいっても読書自体は多くの人が趣味や勉強として楽しみ、活用しています。 「一時間の読書をもってしても和らげることのできない悩みの種に、私はお目にかかったことがない」という名言もあるように、読書の有用性は数多くの人が実感していることですよね。 では実際に読書をするとどんなメリットが得られるのでしょうか。

ストレス解消

ストレス解消。やはり一番わかりやすい効果はこれですね。

本の好みは千差万別とも言われるほど人によって好むジャンルが違うため、どのジャンルの本が一番効果的とは言えませんがストレス解消になるのは事実です。

勉強目的に読んでいる場合にはストレス解消にはならないかもしれませんが、趣味や息抜きとして読んでいる分には実感しやすいメリットでしょう。実際に心拍数を下げたり筋肉の緊張をほぐす効果もあると言われています。

他人の人生を追体験できる

よく読書をする方なら共感してもらえると思いますが、読書を通して著者や登場人物の人生を追体験することは読書の醍醐味です。

「映画も似たようなものじゃない?」と思うかもしれませんが、心情まで表現できるのは本だけです。おそらく読書以外で他人の人生を追体験するなんて不可能に近いのではないでしょうか。映画は視覚と聴覚がメインですからね。

登場人物や著者が見ている光景、臭い、音など五感すべてを表現できるのが本。そして他人の人生を追体験することは経験と同義とも言えます。

読書での追体験を通して経験することは、短時間で経験を得ることができる魔法のようなものでしょう。

日本語表現が豊かになる

読書が語彙を増やし、表現力が豊かになるとはどこの国でも言われていることです。しかしこのメリットは日本語こそ最大限に享受できると思います。

日本語は他の言語と比べても表現方法が多いと言われています。流行り廃りもありますし、同じ言葉でもひらがな・カタカナ・漢字によって微妙にニュアンスが変わったり同じ意味の言葉が複数あったりしますよね。

このように表現豊かな日本語を適切かつ楽しみながら使うには、読書は欠かせません。そして自分が使わない言い回しや表現を知るためには他人がどう使っているかを知ることが最も簡単です。読書は語彙を飛躍的に増やしてくれる夢のような方法とも言えますね。

問題解決能力がアップする

これは読書で得られる知識・経験が関係しますが、様々な本を読み本の中で経験したことは問題解決に役立ちます。また、知識を得ることが問題解決の糸口となることもあるでしょう。

読書はあらゆる状況での選択肢を増やしてくれます。もし選択肢さえなかったら…ということを考えれば選択肢の数がいかに重要なのかはわかりますよね。

読書によって選択肢が広がる。それは即ち自分の可能性を広げることでもあります。

個人的には…

今回は読書によって得られるメリットを紹介しましたが、個人的にはメリットなんて考えたことはありません。おそらく好きで読んでる方は同じかと思いますが、メリットなんて考えなくても楽しいだけで十分です。その副産物として今回挙げたメリットを得ている、という方のほうが多いのではないでしょうか。

つまり重要なのは「読書を楽しむこと」です。これ以上でもこれ以下でもありません。登場人物や著者の心情・五感を感じ、日本語の表現の豊かさを堪能しましょう。心配しなくてもメリットを考えずに読んだところで得られるメリットは同じです。

まずは本を1冊、手に取ってみてください。