カフェィンを含む食べ物
コーヒー、紅茶、お茶、コーラ、ココア、チョコレートに含まれるカフェィンは、茶渋の大きな原因になります。 コーヒーカップを思い浮かべてみましょう。飲んだ後しばらくそのままにしておくと、内側が茶色っぽくなり、洗剤では落ちませんね。それだけカフェインは着色しやすい物質なのです。 対処法として、熱くない飲み物はストローを使って飲む、飲食後に水を飲んだり口をゆすぐなどしましょう。ストローを使うと、歯に触れずに飲み物がのどに入っていきやすくなります。
ポリフェノールを含む食べ物
カフェインを含む食べ物といくつか重複しますが、赤ワイン、紅茶、お茶、チョコレート、ソバ、大豆などが該当します。 赤ワインやお茶などは健康に良いと言われているため愛飲している人も多いですが、歯の黄ばみという点では良くありません。あまり知られていませんが、お茶に含まれるカテキン、ソバに含まれるルチン、大豆に含まれるイソフラボンはポリフェノールの一種です。 ただ、体に良いものは多く取りたいですよね。なので、摂取したら30分後に歯磨きをするといいです。飲食後すぐは、口の中の酸で歯が溶けやすくなっている状態です。食後すぐの歯磨きは避けて、トイレや手洗いついでに磨く習慣をつけるといいですね。
硫黄を含む食べ物
ネギ、ニラ、たまねぎ、ニンニク、大豆などがあげられます。ネギ類やニンニクは臭いが残りやすいですよね。そういった食品は歯の黄ばみになりやすいのです。口臭ケアもかねられるので、キシリトールガムをかんだり、歯磨きをしましょう。
色の濃い食べ物
カレー、ソース、醤油、ベリー系のフルーツ(ブルーベリー、ブラックベリー、さんらんぼなど)が挙げられます。色の濃い着色料は、すぐに歯にこびりつきます。ベリー系のフルーツは酸度も高いため、さらに着色の原因になりやすいのです。しかし、ビタミンCが多く含まれるので、体のためには食べたい! やはり、「食べたら落とす」ようにするのが一番です。
アルコール
アルコールを飲むと体内の水分が足りなくなりますが、口の中も同じ状態です。歯の水分まで奪われて、着色しやすい環境になります。酸性度の高い密室を作りだしてしまうんですね。体のためにも歯のためにも、アルコールを摂取する時は水を多く飲みましょう。酔っぱらって歯磨きをしないで寝てしまう、なんてことも絶対避けたいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。体に良いといわれる多くの食べ物にまで、歯の黄ばみの原因があるなんてショックですよね。 「体も大事だけど、歯も大事。うーん、どうしたらいいの?」と、頭を抱えてしまいそう。 食べ物はまんべんなく摂取することが大事だといわれています。着色しやすい食べ物を知って、「食べた後・飲んだ後のケア」習慣を身につければ、怖くありません。 そして、毎日の心がけで着色しないようにはできるけれど、完全には難しいと知ること。 コーヒーカップを漂白するように、定期的に歯医者さんで歯のクリーニングをしましょう。さらに白くしたい場合には、ホワイトニング。1回数千円から6,7万円というお値段で、2~4年白さが持続します。